【WEC】王者ポルシェも今季型の 919ハイブリッド を公開…狙うは“ハットトリック”

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
2017年型「Porsche 919 Hybrid」
2017年型「Porsche 919 Hybrid」 全 8 枚 拡大写真

3月31日、世界耐久選手権(WEC)のLMP1-Hクラスにおけるトヨタのライバル、ポルシェが「919ハイブリッド」の今季型を公開した。60~70パーセントが新しくなったというチャンピオンマシンで、ルマン24時間レースとシリーズタイトルの3連覇(ハットトリック)を狙う。

4月1日からイタリアのモンツァで始まるWECプロローグテスト(公式合同テスト)を前に、今季のWEC最高峰を競う“2強”の一角、ポルシェも今季型の919をアンベイル。チーム代表のアンドレアス・ザイデルは「60~70パーセントは新たな開発による」とバイザッハで進化させた今季型の概要を語る。

コンパクトな2リットルV4エンジンを含む独自のハイブリッドシステムは最大900 hp(662 kW)を発生。このマシンを2台(#1と#2)投入し、ポルシェはルマン24時間レースとWECシリーズタイトル(ドライバー&マニュファクチャラー)のそれぞれ3連覇を目指して戦う。

LMPプロジェクトのバイスプレジデントであるフリッツ・エンジンガーは「トヨタは強力なライバルになるが、さらに高められた919と6人のトップクラスのドライバーたちとともに、我々は彼らと対峙する」と決意を語った。

今季のポルシェはドライビングスタッフも一層強化。前アウディのアンドレ・ロッテラーを招聘するなどして、新編成のトリオ2組で戦うことが決まっている。#1はロッテラー、N. ジャニ、N. タンディ、#2はT. ベルンハルト、B. ハートレー、E. バンバーの組み合わせ。

WECプロローグテストは1~2日にかけて行なわれ、ここでポルシェとトヨタが今季初めての手合わせを演じることとなる。

《遠藤俊幸》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  5. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る