OKI、コネクテッドカー向け多方向電磁波環境試験サービスを開始

自動車 テクノロジー 安全
リバブレーションチャンバー内で電磁波を持続的に反射反響させるための電磁波攪拌装置
リバブレーションチャンバー内で電磁波を持続的に反射反響させるための電磁波攪拌装置 全 1 枚 拡大写真

OKIエンジニアリングは、リバブレーションチャンバーを新設し、4月3日よりコネクテッドカー向け多方向電磁波環境試験サービスを開始したと発表した。

コネクテッドカーの車載電子機器は、自動車の安全・安心のためにいかなる電磁環境下でも、故障や誤動作がないことを事前確認する必要があるが、従来の電波暗室では、一つの方向からの電磁波に対する耐性試験しかできなかった。新設したリバブレーションチャンバーでは、室内に電磁波を持続的に反射反響させるための電磁波攪拌装置を設置し、多方向からの電磁波耐性試験が可能となっている。

近年、欧米の自動車メーカーでは多方向からの電磁波環境試験を採用し始めており、今後国内でも需要が高まると考えられることから、同社はリバブレーションチャンバーを導入し、これを用いた試験サービスを提供することを決定した。新設備は国際規格IEC61000-4-21に対応しているほか、米軍規格MIL-STD-461、航空機器規格RTCA DO160にも対応。新サービスとともに、国際自動車規格UN/ECER10に対応した「Eマーク取得支援サービス」や、国内外自動車メーカーのEMC規格・評価に幅広く対応し、これらを組み合わせたサービも提供する。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. コメリが洗車グッズの新商品を発売、撥水力2倍のカーワックススプレーなど4アイテム
  2. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  3. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  4. <新連載>[車内エンタメ最新事情]音楽を聴く場合、スマホはどう繋ぐ? 便利なのは? 音が良いのは?
  5. 不適切利用47%、カメラ式駐車場管理システムで判明…熊野白浜リゾート空港
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る