トヨタ 豊田社長「感性を職場に吹き込んで刺激を」…2151人迎え17年度入社式

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トヨタ自動車 豊田章男社長(資料画像)
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自動車メーカー各社の2017年度入社式が4月3日に行われ、トヨタ自動車では豊田市の本社・事務本館ホールに2151人の新入社員が出席して開かれた。

同社が16年度に採用(中途採用者含む)したのは、事務174人、技術629人、業務50人、技能1780人など合計で2633人となっており、15年度の採用実績を52人上回った。生産現場の強化を図るため進めている技能職の期間従業員からの正社員登用は377人と、15年度実績(387人)とほぼ同等になった。

会社を代表して挨拶した豊田章男社長は、「本年に創立80周年の節目を迎えるが、自動車産業も新たな転機を迎えている。アメリカのトランプ大統領の就任にはじまり、世界はこれまでにないスピードと大きさで変化する激動の時代」との認識を表明。そうした時代での同社の「ブレない軸」として「『クルマづくりを通じて社会に貢献する』という創業以来の変わらぬ企業理念」を挙げた。

一方、「未来のために今を変える覚悟」も必要とし、トヨタが今後目指すべきは「既存の枠にとらわれない『未来のモビリティ社会』の実現」と指摘。そのうえで「自動運転や人工知能といった、自動車メーカーには脅威と受け取られがちな新技術もどんどん取り入れ、いつまでもクルマを”愛のつく工業製品”にしていきたい」と強調した。

また、それぞれの職場では「先輩から真摯に学ぶことを大切にしながらも、若い皆さんの『今』の感性や感覚を是非吹き込んで、上司や先輩にどんどん刺激を与えて欲しい。やるぞ、という今日の気持ちを忘れずに、ルーキーとしてバッターボックスで思い切ってスイングしていただきたい」と、訴えた。

《池原照雄》

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