JR東日本は4月4日、同社のICカード「Suica」のポイントサービスと同社グループが運営する駅ビルなどのポイントサービスを12月に共通化すると発表した。クレジットカードのポイントサービスも2018年度中に共通化する。
JR東日本は2012年10月にまとめたグループ中期経営構想で「一体感あるグループ経営の実現とグループ価値の向上」を掲げ、グループ内に複数存在するポイントサービスの共通化を検討。2016年には同社グループが運営する駅ビルのポイントサービスを「JRE POINT」として共通化した。
今回の発表によると、Suicaのポイントサービス「Suicaポイントクラブ」とJRE POINTを共通化し、12月5日から新しい「JRE POINT」としてサービスを開始する。現在のJRE POINT加盟店とSuicaポイント加盟店は、新しいJRE POINTの加盟店になる。
これにより、駅ビルなどでためたJRE POINTと、登録したSuicaの利用でたまるJRE POINTは、一つにまとめて合算して利用することができる。JRE POINTは1ポイント=1円でSuicaにチャージできるほか、2018年3月からはSuicaグリーン券への交換もできるようになる予定だ。
これに伴い、Suicaポイントクラブは2019年3月をもって終了する。JR東日本のクレジットカード「ビューカード」のポイントサービス「ビューサンクスポイント」は、2018年度中にJRE POINTとの共通化が図られる予定だ。