【日野 レンジャー 新型】性別・年齢・経験、不問…扱いやすさを追求

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日野プロフィア/日野レンジャー発表(さいたまスーパーアリーナ、4月5日)
日野プロフィア/日野レンジャー発表(さいたまスーパーアリーナ、4月5日) 全 24 枚 拡大写真

『プロフィア』とともにフルモデルチェンジした日野『レンジャー』は、カーゴ、ダンプ、ミキサー、特装車の4タイプをラインナップ。同社中型トラックチーフエンジニア佐藤直樹が、同車の開発コンセプトや、デザインの意図などを話した。

同車開発コンセプトのひとつに、プロフィアと同じく「乗ることによろこびと満足を」がある。「外観は、『乗りたい』と想わせるデザインを追求。先進性と躍動感を体現し、街と調和するデザインに。前面グリルには、日野レンジャーとひと目でわかるV字モーションを加えた。また、シンプルな造形で街や人に優しいという印象も与えている。デイライトを備えたヘッドランプは、日野の新しいアイコンになる」と佐藤CE。

ドライバーズシートまわりは、「使い勝手や居心地にこだわり、始業から終業まで快適に過ごせる空間に仕立てた」という。運転時に触れるスイッチ類は、横一列にゾーン配置。「左手の動きがシンプルになり、より運転に集中できるようにした」。

また、プロフィアにも採用された日野版オートマチック・トランスミッション「Pro Shift」をレンジャーにも搭載。プロフィアは機械式12段変速機だが、こちらは6・7段。「燃費効率のよい回転域を自動的に選択し、経験の浅いドライバーでも優良ドライバーのようなシフトチェンジが可能に。燃費向上にもつながる」。

プロフィアは「これまででAT普及率が7割」と伝えていたが、このレンジャーは「購入者の97%がATを選ぶ」と解説担当者は話していた。「仕事の内容や、中型トラックを運転する女性が増えてきたからか、あえてMTを選ぶユーザーは3%ほど」。

さらに、プロフィアとレンジャーには、車両と日野スタッフの間を通信システムでつなぐICTサービスを標準装備。車両トラブルなどが発生した場合、位置情報を把握し、適切な初動対応を伝えることも可能に。整備が必要な時期を伝えることで、「メンテナンスコスト低減も期待できる」と同社鈴木賢二副社長。発表会見では、ICTによるメリットについてこう付け加えていた。

「ICTは、クルマの稼働状況にあわせて、『入庫した方がいいですよ』と知らせられる。こうした細やかな通信で、メンテナンスコスト低減につなげる。故障したときに、どの場所で故障したかもわかる。さらに稼働時間の縮小や、稼働時間の最大化も提供できる」(鈴木副社長)

「『ひのこんぱす』というシステムを導入したことがあるが、そのときは、車両側のシステムの取り組みができてなくて、営業対応として外部のソフトを買ってくるという不便があった。こんどのICTは、開発段階から車両にシステムを組み込んでいることから、メーカーが一体となって取り組めるというメリットがある」(鈴木副社長)

「性別・年齢・経験を問わない扱いやすさを追求した」という新型レンジャー。年間販売目標は1万7000台。価格はトランテックス製ウイングバン完成車・8トンクラス・6MT搭載車で1142万7480円。

《レスポンス編集部》

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