UDトラックスは4月6日、大型トラック、ボルボ『FH』のブレーキペダルに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは、2014年2月14日~2015年12月2日に輸入された397台。
ブレーキペダルのシャフト部を固定するスプリットピン(割りピン)の組付けが不適切なため、ブレーキ操作によってシャフト部からスプリットピンが脱落することがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、ブレーキペダルとプレートの結合部からシャフトがずれて、最悪の場合、制動力が低下するおそれがある。
改善措置として、全車両、当該シャフト部のスプリットピン固定状態を点検し、不適切な場合は修正する。なお、スプリットピンが紛失していたり損傷がある場合は、新品と交換する。
不具合および事故は起きていない。ボルボトラック社からの情報により発見した。