新日鉄住金、中大型商用車向け補助ブレーキ装置の開発で文部科学大臣表彰を受賞

自動車 テクノロジー 安全
リターダの制動力発生原理
リターダの制動力発生原理 全 6 枚 拡大写真

新日鉄住金は4月11日、中大型商用車向けの永久磁石式補助ブレーキ装置「リターダ」が、「2017年度 文部科学大臣表彰 科学技術賞(開発部門)」を受賞したと発表した。

同賞は科学技術に関する開発、理解増進等において顕著な成果を収めたものの功績を讃える賞で、新日鉄住金は2007年度から11年連続での受賞となる。

中大型商用車が満載状態で長い下り坂を走行する際には、フットブレーキを多用する場合があり、制動力低下が課題となっていた。同社は、1990年に世界初の技術として、永久磁石式の補助ブレーキ装置リターダを実機化。リターダは永久磁石の磁力を鋼製ロータへ非接触で作用させ、制動力を発揮する。

新日鉄住金は実機化以降、車重規制緩和、燃費改善、排気ガス規制、ドライバーの疲労軽減など、商用車のブレーキに関わる課題を解決するリターダを開発。商用車の安全・安心の確保に貢献した点などが高く評価され、今回、文部科学大臣表彰 科学技術賞受賞となった。

《纐纈敏也@DAYS》

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