米EVに「2018年危機」、購入助成の終了で市場崩壊の可能性…米メディア

エコカー EV
日産リーフ
日産リーフ 全 3 枚 拡大写真

世界のEVの最大需要国のひとつ、米国。その米国でEVに対する購入助成制度が終了した場合、EV市場が崩壊するとのレポートが発表された。

これは4月7日、米国の有力自動車メディア、『エドモンズ』が明らかにしたもの。米国では2010年から、EV(プラグインハイブリッド車=PHVを含む)の購入者に対して、最大で7500ドル(約82万円)のタックスクレジット(税制上の優遇措置)を適用。内燃機関搭載車に対して割高なEVが、販売を伸ばしてきた大きな要因となった。

しかし、このタックスクレジットのための予算は、2018年後半から2019年にかけて、底をつく見通し。同メディアは、「タックスクレジットが終了すれば、米国のEV市場が崩壊する」と予測する。

同メディアはその理由として、米国ジョージア州の例を挙げる。「ジョージア州ではEVへの購入助成が打ち切られた2015年夏以降、全米のEV販売に占めるシェアが、17%から2%に急落した」と指摘している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  2. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  3. リトラと決別した「ワイルド・キャット」、3代目ホンダ『プレリュード』【懐かしのカーカタログ】
  4. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  5. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る