SUV市場に新風、新世代プジョーのベンチマーク 3008[写真蔵]

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プジョー 3008 GT Line DEBUT EDITION
プジョー 3008 GT Line DEBUT EDITION 全 26 枚 拡大写真

世界的にSUV戦略を打ち出す仏ブランドのプジョー。3月に日本導入を発表した新型SUV『3008』は、プジョーの新しいベンチマークとなることを目指し開発された肝入りのモデルで、すでに10万台(2017年3月時点の世界販売)を販売する人気車種となっている。4月10日には、ディーゼルモデルを日本に導入することを正式発表。販売の中核に据え、新生プジョーの魅力をアピールする。

新型3008は、『308』で初採用した新プラットフォーム「EMP2」をベースとした軽快な走り、本格SUVデザイン、最先端のコックピットデザインを実現した「i-Cockpit」、先進的アクティブ・セーフティ機能の充実など、「これからのプジョー・ブランドを牽引するに相応しい資質を与えられた」(プジョー・シトロエン・ジャポン)、文字通りプジョーの新しい“顔”となるモデルだ。

「洗練された本格SUVデザイン」とするエクステリアは、直立したフロントフェイスと大型グリル、長くフラットなボンネット、高いウェストラインとワイドなプロテクター、フロントのアンダーガード、そして大径18インチホイールがSUVとしての力強さを演出。さらに先進的なヘッドライトと、3D LEDリアコンビランプ、ブラックダイヤモンドルーフが先進感とプレミアム感を醸し出す。ボディサイズは、全長4450mm×全幅1840mm×全高1630mm。

i-Cockpit と呼ぶインストルメンタルパネルは、未来的な空間を創りだす。デジタルグラフィックスによる12.3インチの画面、ダッシュボード中央の8インチタッチスクリーン、そしてその下にピアノの鍵盤のように並べられたトグルスイッチは、見た目の美しさだけだなく全ての機能を直感的に操作できるようデザインされている。

前輪駆動(FF)のみのSUVだが、走行性能、走破性能は本格的。「アドバンスドグリップコントロール」は、駆動輪へのエンジントルク、ブレーキを制御して滑りやすい路面での走行をサポート。路面状況に合わせ「スノー」「マッド(泥)」「サンド(砂地)」のモード切り替えが可能なほか、急な下り坂でもブレーキ操作をおこなわずに低速で下ることができる「ヒルディセントコントロール」を採用するなど、SUVならではの使い勝手を考えた悪路走行性能を実現した。

ラゲッジルームは520リットルの大容量。開口部と一体のラゲッジフロア、サイドの張り出しが少ないスクエアなスペース、ハンズフリーの電動テールゲートなど、高い実用性も特徴だ。

パワートレインは、165psを発揮する1.6リットルターボエンジンに加え、8月以降に180ps、400Nmの2.0リットルクリーンターボディーゼルエンジンの「GT BlueHDi」グレードを追加する。このGT BlueHDiは、SUVとしてのパワフルな走りとJC08モード燃費18.7km/リットルの低燃費も実現、エコカー減税の対象となる。

3008のラインアップは以下の通り。
・3008 Allure:354万円
・3008 Allure LEDパッケージ:369万円
・3008 Allure DEBUT EDITION:398万円(限定80台)
・3008 GT Line DEBUT EDITION:400万円(限定180台)
・3008 GT BlueHDi:426万円(8月以降発売予定)

今回は、発表記者会見の場でお披露目された「3008 GT Line DEBUT EDITION」を写真で紹介。スポーティな装備を追加したこのGT Lineは限定180台のみの設定のため、気になる人は早めの問い合わせが吉だ。またこの車両のボディカラー「メタリック・コッパー」は新色として3008に設定されるもの。オフローダーとしての力強さと、フランス車ならではのセンスの良さが光る。

《宮崎壮人》

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