西鉄、本格的な観光列車を導入へ…「世界初の体験」を提供

鉄道 企業動向
西鉄は車内で料理が楽しめる「本格的な観光列車」を2018年度末から運行する。写真は2015年10月から運行されている観光列車「水都」。
西鉄は車内で料理が楽しめる「本格的な観光列車」を2018年度末から運行する。写真は2015年10月から運行されている観光列車「水都」。 全 2 枚 拡大写真

九州大手の西日本鉄道(西鉄)は4月12日、車内で食事できる「当社初の本格的な観光列車」を導入すると発表した。2018年度末の運行開始を目指す。

発表によると、既存車両を改造して天神大牟田線で運行。車内では沿線の食材を使った料理を提供する。「食事を楽しみながら、沿線風景をゆっくりお楽しみいただけるダイヤ」を検討するという。本年度に車両の設計を行い、並行して料理サービスも検討。2018年度から車両の改造に入り、2018年度末の運行開始を目指す。

全体のプロデュースは、「カフェブームの立役者」として知られる中村貞裕さんが社長を務めるトランジットジェネラルオフィスが担当する。中村さんは「(西鉄の観光列車で)世界初の体験を提供する予定です。日本に留まらず、世界に向けて西鉄の名前を発信していきましょう。皆さん、楽しみにしていてください」とコメントしている。

西鉄は2014年3月、8000形電車を改装した観光列車「旅人(たびと)」の運行を開始。翌2015年10月からは「旅人」と同様に8000形を改装した「水都」の運行も始まっている。いずれも車体の内外が観光列車向けに装飾されているが、本格的な改造は行われていない。

《草町義和》

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