観光拠点やバス乗降場が出現「銀座のハブ」へ…GINZA SIX 4月20日開業

自動車 ビジネス 企業動向
GINZA SIX プレス内覧会(4月14日)
GINZA SIX プレス内覧会(4月14日) 全 11 枚 拡大写真

銀座に新たな観光拠点ターミナルが出現した。かつて松坂屋銀座店があった地を含む敷地面積9080平米に建った GINZA SIX 内のツーリストサービスセンター「TERMINAL GINZA」だ。その向かい側には、大型バス3台が止められる観光バス乗降所もできた。

GINZA SIX は、中央通り・みゆき通り・三原通り・交詢社通りに囲まれた銀座6丁目10番・11番を一体的に整備するもので、もともとあった松坂屋銀座店の建物などを解体し、地下6階・地上13階の新たな建築物を置くという再開発事業。設計は鹿島建設・谷口建築設計研究所、施行は鹿島建設。商業施設運営主体は、J.フロントリテイリング・大丸松坂屋百貨店・森ビル・Lキャタルトンリアルエステート・住友商事。

国内外の人たちが集うターミナルが誕生

「日本一地価が高い街」「1日180万人の乗降車が行き来する街」といわれる銀座。その新たな観光スポットとなる GINZA SIX に、観光案内所・外貨両替・宅配便(佐川急便)手荷物一時預かり・免税カウンターなどを集結させたツーリストサービスセンターが出現。「TERMINAL GINZA」という名のとおり、「ここをハブとして日本各地さまざまな地へ、また各地から次のエリアへと行く拠点として存在する場になる」(担当者)という。

記念品や土産などの物販部門はローソンが担当するが、店舗内外には同ブランドのブルーがどこにもない。「新しい旅の楽しさと出会う場所として、オリジナルコンテンツを企画・発信し、旅をキュレーションする空間。だから、ローソンブランドとしても唯一ここだけのデザインにしてもらった」と担当者。

店内では、一般的なローソンでは手に入らない、銀座老舗店の商品などを前面に置く。「これは銀座ならでは」「これは日本のローカルに存在するもの」「これは日本ならではのもの」といったメッセージがひと目でわかるように、商品には「GINZA」「LOCAL」「JAPAN」と3色で分けたアイコンが添わる。

また、各地で配布されているデザイン性・インパクトのある個性的フリーペーパーを全国から集めた本棚や、オリジナルの音楽やムービーを流すモニターなども設置。銀座の「いま」をピックアップしたオリジナルガイドマップなども配布する。こうした演出は、坂口修一郎氏(BAGN)や中村圭佑氏(DAIKEI MILLS)、山田遊氏(METHOD)らが手がけた。

中央区管轄のバス乗降場も出現

三原通りの1階に面した「TERMINAL GINZA」の前に、「銀座六丁目バス乗降所」も完成した。大型観光バス3台が縦列に止められるスペースと、その脇を通過できる道で構成。乗降ホームと GINZA SIX は、階段とデッキ(2階部分)でつながっている。

このため、乗降ホームと TERMINAL GINZA を1階部分で行き来することはできず、利用者はいったん2階へ上がり、止まっているバスの真上を歩いてアクセスすることになる。

この公共スペースは、もともと銀座6丁目10番と同11番を隔てていた「あづま通り」の公共性を三原通り側に移したかたち。バス乗降場とその周辺は、渋滞問題解消などを目的とし中央区が整備。この乗降場に止めるバスは、区への予約・申請が必要で、乗車と降車で15分ずつが許される。また、このバス乗降場をはじめ、同建物の駐車場や駐輪場、バレーサービスなどは、タイムズ24が管理・運営する。

同建物の中央を貫く「あづま通り」は、ややアップダウンがついた1車線(一方通行路)の道に変わった。交詢社通り側から一般のクルマや自転車が抜けられるほか、その途中に駐車場や車寄せ、搬入口などへ続く入口や出口がある。

「日本最高の商業地『銀座』に、エリア最大規模で誕生」とうたう GINZA SIX 。国内外の人たちが集うターミナルや、バス乗降場を兼ね備えた新スポットのグランドオープンは、4月20日。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る