【新聞ウォッチ】自動ブレーキ性能でも国の「お墨付き」基準認定へ

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2017年4月17日付

●北朝鮮ミサイル失敗、中距離弾道弾、発射直後に爆発(朝日・1面)

●自動ブレーキ国が性能認定、来年度からメーカーに安全向上促す(朝日・2面)

●あすから日米経済対話、定まらぬ米様子見の日本(朝日・3面)

●ふるさと再興誓う、熊本地震本震1年(毎日・1面)

●三菱自、エコカー減税5割未満、データ不正、委任状回収に時間(産経・1面)

●自動運転「ロボネコヤマト」指定場所・時間に宅配実験・藤沢(東京・2面)

●景気生産・輸出で底堅く、人手不足が制約要因(日経・1面)

●新型SUVを三菱自が公開「エクリプス・クロス」(日経・5面)

●救助試みた男性銀行員、川崎踏切事故遺族「心、整理つかず」(日経・35面)

ひとくちコメント

「自動運転」に「自動ブレーキ」などと、このところの自動車関連のニュースには「自動」が付く話題が多い。

きょうの紙面でも、ドライバー不足で「働き方改革」に取り組んでいるヤマト運輸が、ディー・エヌ・エー(DeNA)と共同で、宅配便の配達に自動運転技術を活用する実証実験を神奈川県藤沢市で開始するという話題を、東京や日経など取り上げている。

それによると、ヤマト運輸とDeNAの両社は「ロボネコヤマト」プロジェクトとの名称で、車内に保管ボックスを備えた専用の電気自動車3台を使用し、利用者は暗証番号などで解錠して荷物を受け取るという。有人運転が原則だが、自動運転を想定し、ドライバーは荷物の受け渡しに関与しないそうだ。

ロボネコヤマトのサービスは2つのパターンがあり、「ロボネコデリバリー」は、スマートフォンから10分刻みで宅配便の配達時間帯を指定。屋外での受け取りも可能で、到着3分前には通知があるという。

また、「ロボネコストア」は、インターネット上で購入した地元商店街の商品の配送サービスで、到着時刻はスマホで確認できるそうだ。実証実験はきょうから約1年かけて進め、将来は完全な自動運転での配達を目指すという。

一方、朝日は、国土交通省が車の「自動ブレーキ」の性能を認定する制度を来年度に導入する方針を決めたことを報じている。メーカーが独自で示している性能には、試験の条件などにばらつきがあるため「国として『お墨付き』を与えることで、消費者が安心して車を選べるようにする」そうだ。

先週は自動運転機能を搭載した日産自動車のミニバン『セレナ』の試乗車を運転したユーザーが、販売店員の指示でブレーキをかけずに走行して追突する事故が公表されたばかり。この事故では自動運転機能への過信が原因とみられる。

事故が発生するとあたふたして、消費者目線で対策を検討するのがいかにもお役所らしいが、朝日によれば、自動ブレーキについて国が認定する基準とは「事故被害の軽減効果が高いレベル」だという。三菱自動車などで不正問題が起こった「燃費走行」の介入に次いで、国が推奨する「お墨付き」のクルマがまたひとつ増えそうだ。

《福田俊之》

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