川崎のJR駅に自立型の水素エネルギー供給システム…東芝が納入
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H2Oneは、再生可能エネルギーと水素を使って電力と温水を供給するシステム。太陽光発電と蓄電池、水素製造装置、水素貯蔵タンク、純水素燃料電池で構成されている。災害が発生した際には、商用の配電ネットワーク(系統電源)に頼ることなく必要なエネルギーを供給できるという。横浜港流通センターなどに納入されており、今回で3台目の納入になる。
発表によると、武蔵溝ノ口駅のH2Oneはホーム上の照明へ電力を供給。温水はホームの待合スペースに設置するウォームベンチを温めるために使われる。災害発生時には、タンクに貯めておいた水素を用いて燃料電池で発電。コンコースやトイレなど駅構内の照明用として供給する。
《草町義和》