川崎のJR駅に自立型の水素エネルギー供給システム…東芝が納入

鉄道 テクノロジー
武蔵溝ノ口駅のH2One。災害時も電力を安定的に供給する。
武蔵溝ノ口駅のH2One。災害時も電力を安定的に供給する。 全 2 枚 拡大写真

東芝は4月17日、JR東日本に納入した自立型水素エネルギー供給システム「H2One」が、南武線の武蔵溝ノ口駅(川崎市高津区)構内で運転を開始したと発表した。災害発生時のエネルギー供給の安定化を図る。

【画像全2枚】

H2Oneは、再生可能エネルギーと水素を使って電力と温水を供給するシステム。太陽光発電と蓄電池、水素製造装置、水素貯蔵タンク、純水素燃料電池で構成されている。災害が発生した際には、商用の配電ネットワーク(系統電源)に頼ることなく必要なエネルギーを供給できるという。横浜港流通センターなどに納入されており、今回で3台目の納入になる。

発表によると、武蔵溝ノ口駅のH2Oneはホーム上の照明へ電力を供給。温水はホームの待合スペースに設置するウォームベンチを温めるために使われる。災害発生時には、タンクに貯めておいた水素を用いて燃料電池で発電。コンコースやトイレなど駅構内の照明用として供給する。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. SUBARU公認の結婚指輪、ペアのリングから六連星が浮かび上がる…12月24日発売
  2. BMWが24車種4万台をリコール…濡れると火災のおそれ
  3. トヨタ『スープラ』1000台以上をリコール…水が浸入して火災のおそれ
  4. 日産『ティアナ』新型、HUAWEIの最新コックピット搭載で約310万円から…広州モーターショー2025
  5. 550馬力のマッスルカー『チャージャー スキャットパック』、4ドアの米国受注開始…6万ドル以下で最強のセダンに
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る