【MX-5カップジャパン 開幕戦】山野哲也、接戦を制し優勝

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
グローバルMX-5カップジャパン 開幕戦
グローバルMX-5カップジャパン 開幕戦 全 13 枚 拡大写真

世界同一仕様車による本格的なワンメイクレース「グローバルMX-5カップジャパン」の開幕戦が、「マツダファン東北ミーティング」のメインイベントとして4月9日、スポーツランドSUGOで開催された。

MX-5カップは、世界同一のレースカー、世界統一ルールの下、世界一の『MX-5(ロードスター)』レーサーを目指す機会を提供するレースプログラムとして、すでに米国で開催されている。今年度より始まる日本シリーズ、MX-5カップジャパンは総額500万円の大会賞金にくわえ、シリーズチャンピオンには10月に米国で開催される世界一決定戦への出場権が与えられる。開幕戦には、世界を目指すグローバルクラスに11台、ジェントルマンレーサーのために設定された日本独自のエンブレムクラスに2台がエントリーした。

午前中の公式予選は、途中から雨のぱらつくコンディションの中、#56 大井貴之が1分36秒592というトップタイムを叩き出したが、再車検で車重不足が判明して予選タイムがすべて抹消。最後尾グリッドからの決勝スタートとなった。開幕戦のポールポジションは1分36秒693の#7 山野哲也が獲得、2番手は#5 今村大輔、3番手に#740 吉田綜一郎、以下、#57 佐藤考洋/壷林貴也、#19 吉本晶哉、#88 村上博幸と続いた。

ローリングスタートによる45分間の決勝レース、ほぼドライ路面だったため全車がスリックタイヤを装着してグリッドに並んだ。序盤は山野、今村、吉田の上位3台がバトルを展開。6周目の終盤、わずかにテールを滑らせた山野の隙をついて今村が7周目の1コーナー進入で首位に立つが、2周後には山野が逆転に成功。一方、最後尾からスタートした大井はオープニングラップで一気に4台抜き、その後も次々と前車をかわし、8周目には4位まで順位を上げた。

雨足が強くなってきた10周目、大井は吉田も抜いて3位に浮上し、18周目には今村のコースオフで2位奪取。2位と最大で4秒近いマージンを築いていたトップの山野も一気に追い詰め、テール トゥ ノーズに。しかし、山野がわずか0.128秒差で逃げ切りチェッカーフラッグを受けた。続く3位には今村が入った。以下、吉田、村上、高田と続いた。エンブレムクラスは、加藤/藤田のみが完走して優勝となった。

第2戦は、ゴールデンウイーク最終日の5月7日、鈴鹿サーキットで開催される。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  2. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  3. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  4. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  5. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る