【上海モーターショー2017】日産が中国市場を牽引するSUVを充実、プロパイロットを想定した近未来セダンも

自動車 ニューモデル モーターショー
19日の午前10時より始まった日産のプレスカンファレンス。牽引役となるSUVを充実させる
19日の午前10時より始まった日産のプレスカンファレンス。牽引役となるSUVを充実させる 全 14 枚 拡大写真

日産は、4月19日、上海モーターショー2017においてプレスカンファレンスを開催し、中国市場の多様なニーズに応える革新的な技術を搭載し、画期的なデザインが特徴の複数の新型車を公開した。

公開した新型車は、中国初公開となる小型SUV『キックス』、ピックアップトラック『ナバラ』、コンセプトカー『Vmotion 2.0』、『エクストレイル』マイナーチェンジモデル。

キックスは昨年よりブラジルなど南米市場向けに展開中のモデル。日産車共通のV字型グリルをはじめ、ブーメラン型ヘッドライトも力強さとスポーティーさを醸し出す。中国でのターゲットは1990年以降に生まれた世代で、その意味でセグメントとしてはエントリーSUVとなる。また、同名は三菱『パジェロミニ』のOEM名としても2012年まで日本国内で使われてきていたが、それとは全く別の流れを汲む車種だ。

エクストレイルは、中国で最も売れている日産のSUVのひとつ。今回の改良は外観ではよりハイセンスなスタイルを実現し、インテリアでは新しいDシェイプのステアリングと最大限に活用されたスペースを特徴とする。ラインアップには5人乗りと7人乗りを用意。サイズと実用性の値頃感は今まで通り踏襲する。

ナバラは日産初となるSUVテイストのピックアップトラック。こちらにも日産車と一目でわかるVモーショングリルと未来的なヘッドランプを特徴とする。中国では初となる7速ATを搭載しており、パワーと高性能を実現しているのも見逃せないポイントだ。

一方、Vmotion 2.0コンセプトは、日産のセダンデザインとインテリジェント モビリティの将来の方向性を示すものとして中国初出展された。搭載したプロパイロット技術によってドライバーおよび乗員に最高の快適性を提供する。将来的には高速道路や渋滞時、市街地での自動運転が可能になるレベル3~4を想定しているという。

《会田肇》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  5. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る