コンクールはカウンタック他6台が受賞…マロニエランin日光2017

モータースポーツ/エンタメ エンタメ・イベント
ランボルギーニ カウンタックLP400
ランボルギーニ カウンタックLP400 全 16 枚 拡大写真

4月22日から23日にかけて開催された「マロニエランin日光」。23日に開催されたコンクールデレガンスでは、オリジナルの姿を保ったランボルギーニ『カウンタックLP400』などが選ばれた。主催はマロニエラン実行委員会。

28回目を迎えるクラシックカーイベント、マロニエランin日光は毎年40台ほどの美しいクラシックカー、特に戦前から1960年代のスポーツカー系が集まることで知られており、今年も1927年のブガッティ『T37A』をはじめとした素晴らしいクルマたちが集合した。

初日となる22日は日光霧降アイスアリーナ(栃木県日光市)に集合しジムカーナを行ったのち、大笹牧場を経由して宿泊地となる中禅寺金谷ホテルへ向かう80kmほどのツーリングへ出発。その夜は少しおしゃれをして美味しい食事をするパーティが行われ、深夜まで楽しい会話が交わされていた。

翌23日はホテル駐車場にてコンクールデレガンスを開催。通常のコンクールはオリジナル性やヒストリーが重視され審査されるが、マロニエランin日光では、それ以上にクルマの雰囲気や佇まい、そして、オーナーの愛情が大きな審査対象になり、それらを初回から参加している審査員たちが“独断と偏見”で審査する。この結果に関してエントラントから不満が出ることはまずなく、大きな拍手と共に皆で受賞を喜ぶことから、その気持ちはひとつになっていることが窺われた。

今年は、フィアット『500』、オースティン『ヒーレー3000Mk2』、マセラティ『ミストラルスパイダー』、ロータス『エランプラス2』、アルピーヌ『A110』、ランボルギーニ『カウンタックLP400』が選ばれた。

フィアット500は、ジムカーナで、そのクルマの特徴である後ろヒンジドアを生かして、タイム計測時(1分40秒でコースを回る)には、計測ラインを目視で観察する楽しそうな雰囲気が評価された。

オースティンヒーレー3000Mk2は、往年のレースやラリーで走っていた雰囲気が感じら、実際に海外のヒストリックカーレースで活躍したクルマということで、そのオーラが出ていた。運転も難しそうだが、東京から来て、日光の山道を走ったという尊敬の意味も込めて選ばれた。

きれいなクルマであるにもかかわらず、ジムカーナでは細いタイヤで、大胆に速く走ったとして、マセラティミストラルスパイダーが受賞。

ロータスエランプラス2は、オリジナルの(少し派手な)カラーリングや車種が興味深いとして。アルピーヌは、ジムカーナで良い走りをしていたことと、絶えて久しかったこのメイクが改めてニューモデルを出し、その栄誉あるネーミングをもう一度使った記念を込めて受賞。

そして、このクルマはきれいなだけではなく、オリジナルペイントが残されていたり、細かいところにオーナーの細かい愛情が見えたとして、ランボルギーニカウンタックLP400が選ばれた。

主催者によると、来年もほぼ同時期に開催が予定されているという。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る