米国に本拠を置く自動車シートメーカー大手、Adient PLCは4月19日、中国で開幕した上海モーターショー2017において、自動運転車用シートを初公開した。
Adient PLCは、自動車部品大手のジョンソンコントロールの自動車用シート事業部門が独立。2016年10月に設立された。
上海モーターショー2017で初公開された自動運転車用シートは、「レベル3」および「レベル4」に対応したもの。両レベルでは、運転の基本動作の多くが自動で行われる。そのため、運転席にも、自動運転中にリラックスして着座できるデザインを採用した。
Adient PLCのリチャード・チュン副社長は、「自動運転技術の進歩に伴い、内装が注目点になってくる。上海モーターショー2017で展示した製品やコンセプトは、自動運転の未来に向かっている」と述べている。