【アストンマーティン ヴァンキッシュS 新型】日本初公開…CEO「史上最高のスーパーGT」

自動車 ニューモデル 新型車
アストンマーティン アンディ・パーマーCEOと ヴァンキッシュS
アストンマーティン アンディ・パーマーCEOと ヴァンキッシュS 全 26 枚 拡大写真

アストンマーティンは4月24日、都内で新型『ヴァンキッシュS』を日本初公開した。来日中のアンディ・パーマーCEOは「アストンマーティン史上最高のスーパーGTに仕上がっている」と紹介した。

発表会でパーマーCEOは、まず「初代ヴァンキッシュが発表された時から、このクルマはモダンなアイコンとして人々の注目を集めた。このクルマはアストンマーティンがハンドメイドカーの時代から、クラフトマンシップとテクノロジーを融合して新しい英国製GTカーを製造する時代へと変化をとげる推進役となった。第2世代のヴァンキッシュはフルカーボンファイバー製のボディワークによる最先端のエンジニアリング、見るものを魅了する全体的なスタイリングによって、その役割を現代へと受け継いでいる」とヴァンキッシュの歴史を紐解いた。

その上で「アストンマーティン・ラインアップの中で独自の存在感を示し、新型『DB11』とは明確に差別化されたヴァンキッシュSを発表することによって、そのステップをさらに前進させる」と強調した。

さらに「このクルマはヴァンキッシュSは0→100km/hをわずか3.5秒で加速し、最高速度は323km/hに達する。私たちは常にヴァンキッシュをスーパーGTとして位置付けてきた。ヴァンキッシュは極めて速いだけでなく、快適でスタイリッシュに長距離を移動することもできる。今回、パフォーマンス、ハンドリング、そしてスタイリングがさらに進化したヴァンキッシュSはアストンマーティン史上最高のスーパーGTに仕上がっている」と述べた。

またアストンマーティン・ジャパンの寺嶋正一マネージングダイレクターはヴァンキッシュSについて「ノーマルアスピレーションの6リットルV12エンジンは588馬力を発揮する。そしてインテーク・マニホールドの改良によりスロットルレスポンスも向上している。この改良に対応すべくトランスミッションのキャリブレーションも変更され、シフトスピードが速くなり、低速での走行安定性も増している。サスペンションはダンパーの設定、スプリングレート、アンチロールバーのブッシュも再チューンを施している。しなやかな乗り心地を犠牲にすることなく、よりスポーティでダイレクトな走りを提供する」と解説した。

ヴァンキッシュSはクーペとコンバーチブルの設定があり、ベース価格は3457万9982円となっている。納車は5月から開始される予定。

パーマーCEOは今後の事業計画も披露し、まず「私たちはこれから製品ラインアップのすべてを刷新する。また現在の製品ラインアップ4車種から少なくとも7車種に拡大する。2か所のモダンな工場を稼働させ、生産能力を現在の2倍の年間1万台以上に引き上げる。そしてアストンマーティン初の電気自動車を発表する。アストンマーティン初のミッドシップカーも発売する。新しいパフォーマンスブランド『AMR』も立ち上げる。『ラゴンダ』モデルを再投入する計画も発表する」と説明。

さらに「2020年までに完全自動運転車を発売する計画はないが、私たちは常に3ペダルのマニュアルトランスミッション車をラインアップに設定する。マニュアル車が好きな方は決していなくなることはないだろう」と締めくくった。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. ホンダ『レブル250 Eクラッチ』が爆売れ!? ペダルだけでシフトチェンジできる「Eクラッチ」の魅力をおさらい
  3. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  4. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
  5. マッスルカー『チャージャー』、内燃エンジン仕様が登場…直6ツインターボで550馬力
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る