アストンマーティン初のSUV、DBX は「4枚ドアで、コンセプトモデルと異なるデザイン」…CEOが明言

自動車 ニューモデル 新型車
アストンマーティン DBX 市販モデルのデザインスケッチ。コンセプトとは異なる長く伸びるルーフが確認できる。
アストンマーティン DBX 市販モデルのデザインスケッチ。コンセプトとは異なる長く伸びるルーフが確認できる。 全 8 枚 拡大写真

2019年に生産を開始することが発表されている、アストンマーティン初のSUVモデル『DBX』は、これまで公開されてきたコンセプトモデルとは異なるデザインを採用した4枚ドアのSUVとなることがわかった。24日、新型車発表会のため訪日したアンディ・パーマーCEOが明かした。

アストンマーティンは新たに掲げる「セカンド・センチュリー・プロダクト・プラン」の中で、『DB11』を皮切りに毎年1台の新型車を発表、7年ごとのライフサイクルを構築していくとしている。製品群は大きく3つの柱に分けられ、うち新たな顧客層に向け提案するのが「X-Over GTs」、つまりDBXを筆頭とするクロスオーバーSUVだ。

DBXのコンセプトモデルは、2015年のジュネーブモーターショーで発表された。アストンマーティンらしい流麗なクーペデザインをベースに、SUVらしい車高、力強さを表現。アストンマーティン初の4WDモデルであること、そして同じく初のEVパワートレーンを採用すると発表され注目となった。

この4月に、2019年より英国の新工場でDBXを生産することが発表されたが、DBXそのものの詳細は明かされておらず、デザインスケッチが公開されたのみであった。しかし24日、パーマーCEOはDBXの市販モデルについて、「コンセプトとはかなり異なったデザインで、4ドアを採用する」としながら、「他のアストンマーティン車と同様、非常に美しいクルマになる」と説明した。

またパワートレーンの詳細についてはここでも明かされることはなかったが、「スタイリッシュ、ラグジュアリーで、環境に優しいクルマになる」と語ったことから、EVパワートレインでの市販化も視野に入れていることがうかがえた。

DBXの登場はまだしばらく先だが、セカンド・センチュリー・プロダクト・プランの通りならば、来年にはまた新たなモデルが登場することになる。「ここまで大規模な革新はブランド始まって以来」とパーマーCEOは語る。2013年に100周年を迎えたアストンマーティン。次の100年への快進撃は始まっている。

《宮崎壮人》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. レクサス最小の『LBX』は、「サイズ的ヒエラルキー」から脱却できたのか?
  2. 女性向けキャンピングカー「Nomad Lux」デビュー 5月3日初公開
  3. マツダの新型セダン、ティザー…間もなく中国で実車発表へ
  4. トヨタ『4ランナー』新型にオフロード向け「TRDプロ」仕様を設定…ハイブリッド i-FORCE MAX 搭載
  5. なぜ? アルファロメオ『ミラノ』の車名を禁じられる…なら『ジュニア』だ!
  6. サスペンションの新常識! 1G締めがもたらす驚きの効果とは?~カスタムHOW TO~
  7. ホンダが新型EV「イエ・シリーズ」を中国で発表…2027年までに6車種を投入へ
  8. VW ゴルフ が表情チェンジ…改良新型の生産開始
  9. 三菱ふそうが苦肉の策、工場の従業員を“出稼ぎ”でバスの運転手に[新聞ウォッチ]
  10. シボレー コルベット の頂点「ZR1」、今夏発表へ
ランキングをもっと見る