【GARMIN fenix 5 Sapphire インプレ後編】fenix 5を最大限に使いこなそう!

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fenixシリーズの無骨さを踏襲した最新モデル、fenix 5。光学式心拍計がウリのひとつ
fenixシリーズの無骨さを踏襲した最新モデル、fenix 5。光学式心拍計がウリのひとつ 全 23 枚 拡大写真

マルチスポーツ対応プレミアムGPSウォッチのfenix 5 Sapphire(フェニックス・ファイブ・サファイア)を駆使して、ハーフマラソンの「気仙沼つばきマラソン」や東北の三陸海岸をロードバイクで走ってきた。収集した記録を分析して、どこまでのことができるのかを紹介していきたい。

スマホやパソコン連携を活用しよう

ハーフマラソンの準備段階ではfenix 5シリーズを使ってランニングの継続的なトレーニングを実施し、そして本番では自己ベストを更新する結果を残すことができた。トレーニングもレースも光学式心拍計とGPSによるデータ集積が大きく貢献したことを実感している。そこでレース時に左手首に装着していたfenix 5からデータをGarmin Connectに取り込んで、解析してみることにした。

ガーミン社のすべてのデバイスは、無償提供されるスマホのGarmin Connect Mobileアプリ、パソコンのgarminconnect.comサイトでデータが確認できる。ただ単に画面上で心拍数や毎日の歩数を見たりするだけでは、高機能デバイスは宝の持ち腐れだ。スマホやパソコンと同期することで驚くほどの詳細なデータが一目瞭然となる。だからガーミン製品を購入したならGarmin Connectを積極活用したほうがいい。

スマホの場合はペアリング、パソコンサイトの場合はサインインを済ませておき、Bluetoothなどの通勤機能をオンにしておけば、実走データは自動的に転送されている。Garmin Connectのアクティビティページを開くと、GPSによって走ったエリアが認識されているので、仮のタイトル名が付けられて記載されているのに気づく。「Kesennumaランニング」などと欧文混じりの地名になっていることが多いので、これを「気仙沼つばきマラソン」などと自分の分かるように書き換え編集しておくといい。

画面の見方を理解しよう

まず大きく表示されているのはGPSで計測されたコースマップだ。その下に標高・ペース・心拍数・パフォーマンス条件・ピッチ(1分間の歩数)・気温がグラフ化されて示されている。実走したコースのどこかにカーソルを当てれば各データにその場所を示す罫線が表示されるので、コース状況によってどのように身体状況に変化が生じたのかを調べることができる。上り坂ではピッチが落ちて心拍数が高まる。下りならその逆。手に取るように分かるのが面白い。

画面の小さなスマホではスマホを横にして「オーバーレイ」機能を使うといい(パソコンサイトは90度回転しなくても大丈夫)。ペースや心拍数といったグラフに、高度・ピッチなどを重ね合わせて表示して身体的変化を確認する。「あの坂はキツかったけど、我慢のしどころで心拍数がはね上がっているな。ここで頑張ったからいい記録が達成できたんだな」などと感慨にふけることしばらく。もちろん自分自身の弱点を確認して、次のトレーニングにつなげることもできる。

パフォーマンス条件とは6~20分ランニングした後、リアルタイムで平均フィットネスレベルと比較するという数値。乳酸閾値(にゅうさんいきち)はペースと心拍数を分析することで、筋肉が急速に疲労し始める地点を推定。ペースから算出される1歩あたりのストライド幅も割り出される。

思い出深いコースは世界中のGarmin Connectユーザーに公開できるので試しにやってみた。

こうして自分のおすすめコースとしてアップできるのだ。さらにはGarmin Connectユーザーによって作成された世界中のコースを見ることもできる。色分けされたヒートマップのオーバーレイを使用し、その地域の混雑度や最も人気のあるアクティビティの種類などが確認できる。「セグメント」と呼ばれるタイムアタックコースを探して実走すれば、そこで記録した自分の順位が表示される。

システムにある「クセ」を紹介、その対処法

今回のハーフマラソン1時間57分10秒という実走記録は自己ベストとして残されるのだが、システムにちょっとしたクセがあるので紹介したい。GPSによって記録された実走距離が、ハーフマラソンとみなされる距離21.1kmかその近似値でないと記録として認められないこともある。しかもそれは最初の同期で判断されるので、「せっかく走ったのに認識されていない」と編集機能を使って実走記録を修正しても自己ベストとして取り扱ってくれないのだ。

つまりズルはできないというわけなのだが、ランニング愛好家としては一生懸命走ったベストタイムは正確に記録しておきたい。アクティビティを新規で作成して手入力で距離やタイムを打ち込めば認識して記録公認となるのだが、こうすると21.1kmを走っていないのに実績としてカウントされてしまい、月間走行距離に実際とのずれが生じる。どうしたものかとGarmin Connectをいじっていると、鉛筆マークの「編集」機能ではなく歯車マークの「設定」機能に「自己ベストとして設定」という項目があって問題をクリア。

健康ライフを手に入れるために最適なアイテム

さすがに体重はガーミンデバイスで計測できないのでこれは手入力となるが、こまめに記録しておくとトレーニング効果がさらに把握できる。筆者の場合はガーミンデバイスを購入しはじめた2年半前は今より5kgほど重かったが、トレーニング実績や体重推移などをグラフでチェックするようになって、フィットネスとしても効果を発揮。その結果として健康的な快適生活が送れるようになったと感じている。

もちろん筋トレによる基礎代謝アップや食生活も重要ではあるけど、ランニングやサイクリングなどの有酸素運動に欠かせないfenix 5を入手して、所得したデータをトレーニングアプリで管理していけば、素晴らしい健康ライフが楽しめるはずだ。

《山口和幸》

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