NEXCO西日本の新たな道路管制センターが運用開始…防災機能を強化

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南海トラフ地震が発生し関西・四国支社が被災した場合のバックアップイメージ。中国支社は比較的影響が少ないと考えられる(関西・四国両支社の道路管制業務を支援)
南海トラフ地震が発生し関西・四国支社が被災した場合のバックアップイメージ。中国支社は比較的影響が少ないと考えられる(関西・四国両支社の道路管制業務を支援) 全 4 枚 拡大写真

NEXCO西日本は、災害時に間断なく業務を維持できる機能を付加した新たな道路管制センターを中国支社に建設。2017年5月17日から運用を開始する。

NEXCO西日本は、高速道路の安全運転に必要な情報の収集・発信や道路整備の監視・制御を行う道路管制業務を24時間365日体勢で実施している。

地震などの災害で各支社の道路管制業務の拠点である道路管制センターが壊滅的な被害を受けた場合においても、集中制御機能により効率的にネットワーク経路を切り替える災害対応型の交通管制システムを導入することとした。

今回中国支社に建設された新たな道路管制センターは、災害時でも業務を維持できるバックアップ管制機能を付加させた。

現在、道路管制業務は関西・中国・四国・九州の各支社で個別に実施している。しかし、南海トラフ地震といった自然災害などが発生して地区の道路管制センターが機能停止に陥った場合、他地区で道路管制業務を引き継ぐ対応が充分ではなかった。中国支社の道路管制センターにバックアップ管制機能を付加することで災害時拠点機能を強化する。

中国支社の道路管制センターは、震度6強~7程度の地震でも損傷しない建屋構造であり、加えて河川氾濫を想定し、建物を嵩上げしている。また、被災拠点の業務を長期間代替実施できるスペースの確保や関西、四国、九州に隣接する地理的特徴を活用した業務従事者の応援派遣などを行う。

災害対応型の交通管制システムを今回導入する。最先端の通信ネットワーク技術(OpenFlow/SDN技術)を採用し、各支社をネットワーク化する。

《編集部》

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