【WRC 第5戦】最終ステージの逆転でヒュンダイのヌービル2連勝…トヨタは最高5位、次戦は3台で出走

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ティエリー・ヌービルとヒュンダイが、今季最初の2勝目達成者に。
ティエリー・ヌービルとヒュンダイが、今季最初の2勝目達成者に。 全 8 枚 拡大写真

世界ラリー選手権(WRC)第5戦アルゼンチンは現地4月30日に最終日を迎え、最終スペシャルステージの僅差逆転でティエリー・ヌービル(ヒュンダイ)が前戦に続く連勝を飾った。トヨタ勢は5位と7位。

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多数派ミシュランタイヤ勢に対し、「D MACK」タイヤで走る#3 エルフィン・エバンス(Mスポーツ)が健闘、ラリーリーダーとして最終のスペシャルステージ(SS=競技区間)を迎えたのは彼だった。しかし、その最終SSでエバンスは橋にマシンをタッチさせるわずかなミスがあるなどした結果、ここで#5 ヌービルに1.3秒負けてしまい、総合タイム差で0.7秒逆転されることに。

歓喜の逆転で勝利を得たヌービルは、これで2連勝。今季は序盤4戦で4人のドライバーが1勝ずつ、しかもMスポーツ(フォード)、トヨタ、シトロエン、そしてヒュンダイが1つずつ勝っていたわけだが、ヌービルとヒュンダイがそれぞれ最初の2勝目達成者ということになった。

2位は#3 エバンス。無念の惜敗で初優勝を逃し、「いつか勝つために、もっと強くなって戻ってくる」とリベンジを誓う。3位には#2 オット・タナク、4位には#1 セバスチャン・オジェが入り、Mスポーツ勢が2-3-4フィニッシュというかたちになった(タイヤはエバンスのみD MACK)。

トヨタ勢は#10 ヤリ-マティ・ラトバラが5位、#11 ユホ・ハンニネンが7位。ラトバラが開幕戦で2位、第2戦で優勝と、華々しく始まったトヨタのワークス復帰初年度だが、その後はリザルト的には目立たない展開が続いている。

しかし、チームを率いるトミ・マキネン代表は「非常に困難な条件下で行なわれた今回のラリー・アルゼンティーナは、我々に厳しい課題を突きつけた。そして我々は、そこから多くを学習した。この数日間のチャレンジはとても有益だった」と収穫の多さを強調。さらに「ヤリスWRCが基本的にとても強いクルマであることも分かった」と、今後に向けポジティブな旨のコメントを残している。復帰初年度の最大の目的は“学び”であるとするトヨタ陣営、世界各国の異なる道を着実に学習しているようだ。

そのトヨタは次戦ポルトガル(5月18~21日)に復帰後初めてとなる3台体制で臨む。より多くのデータ収集が目的で、エサペッカ・ラッピが3台目のヤリスWRCのステアリングを握る。

13戦中5戦を終えた今季のWRC。ドライバーズポイントではフォルクスワーゲン時代から継続しての個人5連覇を目指す#1 オジェが首位で、これを16点差で#10 ラトバラ、さらに2点差(首位から18点差)で#5 ヌービルが追っている。チーム部門ではMスポーツがヒュンダイを22点リード、トヨタは首位から63点差で3位となっている。

《遠藤俊幸》

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