オスプレイが対シン・ゴジラで活躍した陸自ヘリ群に合流?…キャンプ富士フレンドシップフェスティバル

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キャンプ富士フレンドシップフェスティバル
キャンプ富士フレンドシップフェスティバル 全 48 枚 拡大写真

6日、キャンプ富士と市民交流イベントである「キャンプ富士フレンドシップフェスティバル」が開催された。展示の目玉は「オスプレイ」(MV-22B)だ。

【画像全48枚】

ゴールデンウィークは、自衛隊基地や米軍キャンプなどの施設開放が集中する週でもある。首都圏に近く帰りに日帰り温泉などへのアクセスもよい穴場的な存在が、静岡県御殿場市に位置する米海兵隊の「キャンプ富士」だ。

主な展示は、海兵隊の装備類を中心に、自動小銃や対戦車ロケット砲、迫撃砲、野砲とオスプレイなどとなっている。各装備は、海兵隊員が使い方や特徴などを説明してくれる。記念撮影はもちろんOKで、スコープをのぞいたり、大人なら一部を触ることもできる。

オスプレイも開放され、中に乗り込んで写真撮影もほぼ自由だ。機体番号は8221となっており、普天間基地の所属。中でパイロットの一人が写真撮影に応じたり、諸元の説明などをしてくれる。オスプレイの良さは「とにかく速いこと」だそうで、他の輸送ヘリに比べて移動が高速らしい。

自衛隊の資料によると、巡航速度490km/hとなっている。旅客機より少し遅いくらいだ。航続距離は3900kmというから、普天間基地からは無給油でキャンプ富士まで3時間くらいで飛んでこれる計算だ。

予定では、隣接する陸上自衛隊の滝ケ原駐屯地が所有する主要ヘリとあわせてデモ飛行があったのだが、当日はときおり濃い霧が発生、視界が悪くなるなどの悪天候でキャンセルされてしまった。


陸上自衛隊は、対戦車ヘリ「AH-1S」、多用途ヘリ「UH-1J」、輸送ヘリ「CH-47J」の3機。どれも映画『シン・ゴジラ』で活躍したヘリだ。加えて装輪装甲車や偵察警戒車、155ミリりゅう弾砲、迫撃砲、自動小銃に対戦車ロケット砲といった装備の展示が耳目を集めていた。こちらも操作の実現や説明なども適宜してくれる。なお、AH-1SとUH-1Jは国内ではSUBARU(スバル)がライセンス生産を行っている(AH-1Sのエンジンは川崎重工)。

陸自の野砲
陸自の155ミリりゅう弾砲のとなりには米軍の野砲が展示されていたので、海兵隊員に「隣の大砲との違いと、どっちのほうが威力があるのか?」と聞いてみた。米軍の野砲は、装填など射撃シーケンスがすべて手動で、撃発(トリガー)もワイヤーを引っ張るタイプだが、射程が少し長く42kmほど届くそうだ。手動だが、1分間に4発程度

これに対して陸自の野砲はオートマチック装填が可能で、撃発もレバーで行える。細かい性能は秘密事項らしく教えてもらえなかったが、会場から沼津あたりまでは届くとのことだ。

イベントは、基地の広報と地域交流なので、メインステージでは隊員たちのバンド演奏や楽団による演奏、地元の太鼓パフォーマンスなども行われる。また、イベント会場には欠かせない屋台やB級グルメも豊富だ。から揚げ、焼き鳥、牛タンなどは定番だが、やはり米軍キャンプということで、ハンバーガー、ホットドックスタンド、ピザスタンドが人気で、ビッグサイズのピザボックスは、いくつも持ち帰る人がたくさんいた。

《中尾真二》

テクノロジージャーナリスト・ライター  中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。現在はWebメディアを中心に取材・執筆活動を展開。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から利用し、ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。エレクトロニクス、コンピュータのバックグラウンドを活かし、自動車業界についてもテクノロジーを中心に取材活動を行う。

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