【JNCC 第3戦】雨上がりの鈴蘭で小池田が開幕3連勝を達成

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小池田猛
小池田猛 全 8 枚 拡大写真

5月14日、国内最大級のクロスカントリーレース、JNCCは第3戦を迎えた。会場となったのは岐阜県高山市、現在は閉鎖されている鈴蘭高原スキー場。いよいよJNCCの醍醐味のひとつでもあるゲレンデを使ったラウンドが始まった。

前日土曜日は大雨に見舞われ、コースコンディションが悪化。さらにレース当日は朝から晴天に恵まれ、気温が上昇。バイクは土に埋まり思うように進まず、キャメルバッグを背負うなど、十分な熱中症対策をしても体調を崩すライダーが出たほどだ。

ここまで開幕2連勝の前年チャンピオン小池田猛は一周目からトップに立ち、レースを牽引。今年はマシンのセッティングが合わず苦戦が続いていた斉木達也、小池田を苦しめるもあと一歩届かないレースが続いている渡辺学があとに続いた。レース前半には斉木、渡辺ともに、小池田をパスして先頭に立つシーンも見られたが、次第に周回遅れのライダーや悪化するコンディションに悩まされ、小池田との差が開いていった。

小池田はそのまま大きなミスもなく先頭を走りチェッカー、これで開幕3連勝をマーク。2番手には2ストロークのハイパワーマシンを操る渡辺学。今回コースレイアウターを務めた鈴木健二はコンディションが悪化した後半も比較的安定したタイムで周回を重ね、ついには終盤に斉木達也をパスし、表彰台へ。

今大会には最上級クラスCOMP AA1にハードエンデューロ界から日本チャンピオン高橋博が参戦。総合18位と、レースの分野は違えどトップライダーとして素晴らしい走りを披露した。

次戦はJNCCきっての人気フィールドであり、昨年は斉木達也が常識破りなスピードのダウンヒルで勝利を収めた爺ヶ岳スキー場。小池田の4連勝なるか、はたまた渡辺、斉木、鈴木らが小池田の連勝をストップするのか、次戦もトップ争いから目が離せない。

《稲垣 正倫》

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