関東の貨物線を巡るツアー…りんかい・京葉直通も 7月15・22日、クラブツーリズム

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ツアー列車のルート。通常は乗ることができない貨物線を走る。
ツアー列車のルート。通常は乗ることができない貨物線を走る。 全 4 枚 拡大写真

クラブツーリズムはこのほど、「お座敷列車『宴』で行く特別ルート 都会の貨物線日帰りの旅」と題したツアーを企画した。お座敷列車に乗って、旅客列車が運行されていない関東圏の貨物線を回る。

発表によると、7月15・22日の計2回実施。池袋駅を8時59分に発車して関東圏のJR線を約7時間走り、品川駅には16時14分に到着するスケジュールだ。車両はJR東日本が保有する485系電車改造のお座敷車「宴」を使用する。

ルートは池袋~(山手貨物線)~大崎~(東京臨海高速鉄道りんかい線)~新木場~(京葉線・外房線)~誉田~(外房線・総武本線)~新小岩操~(新金貨物線)~松戸~(常磐線・常磐貨物線)~田端操~(山手貨物線・横須賀線)~新鶴見操~(横須賀線)~逗子~(横須賀線・根岸線・高島貨物線)~新鶴見操~品川で、走行距離は約240km。途中、誉田・新小岩操・松戸・田端操・逗子各駅で列車の向きが変わる。

旅行代金は大人2万2000円で、子供は3000円引き。参加者にはクラブツーリズム製作の行先標がプレゼントされる。各日150人を募集していたが、5月15日の時点で満席となり、現在はキャンセル待ちのみ受け付けている。

山手貨物線は埼京線や湘南新宿ラインの列車が毎日運行されているが、新金貨物線と常磐貨物線、高島貨物線は通常、旅客列車が運行されていない。また、りんかい線から京葉線に乗り入れる旅客列車や、横須賀線から根岸線に乗り入れる旅客列車も通常は運行されていない。クラブツーリズムは「普段見る事が出来ない車窓を存分にお楽しみいただけます」としている。

新金貨物線と高島貨物線は旅客化の構想がある。このうち高島貨物線は、交通政策審議会の答申「東京圏における今後の都市鉄道のあり方について」(交政審198号答申)で盛り込まれた東海道貨物支線貨客併用化(品川・東京テレポート~浜川崎~桜木町)の一部になるとみられる。りんかい線と京葉線の直通化も交政審198号答申に盛り込まれた。

《草町義和》

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