125ccバイク免許…負担軽減に向け、警察庁が調査研究始める

自動車 社会 行政
警察庁
警察庁 全 1 枚 拡大写真

警察庁運転免許課は今年度、排気量125ccまでのバイクを運転できる小型限定普通二輪免許の取得負担軽減に向けた調査研究を実施する。

教習日程を見直し、短期間で取得できるようにすることで、免許希望者の時間的コスト負担を見直すことができるか。模擬教習によるデータ収集に基づき、有識者による検討を実施する。

調査研究の具体的な日程は決まっていない。実際に見直しが行われるかどうかは不明だが、道路交通法に関する過去の法令改定では、こうした検討が事前に行われている。

小型二輪限定普通二輪免許制度の中でも、検討の対象となるのは、普通自動車免許保持者がAT限定で教習を受ける場合だ。現在の法令では教習が終了するまでに最短で3日必要だ。

しかし、それでさえも同課の調べでは全国98%の教習所が終了までに最短でも4日以上かかっているという。

バイク業界は数年にわたって、この条件での教習を2日間で終了し、週末取得を可能とすることを求めてきた。二段階右折や制限時速30km/hという使い勝手の悪さもあり、業務で必要な二輪車でも125ccバイクが多く使われている。週末の土日で教習を終わらせることができれば、社会人でも取得しやすい制度になる。

調査研究では、教習を2日間で終了させる場合に、どのような条件が必要か調査分析する。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 劇的に流麗! アウディ『Q3スポーツバック』新型に備えよ
  2. 元世界王者レイニー、34年ぶりのラグナセカを特別なヤマハ『XSR900 GP』で駆け抜ける
  3. ポルシェデザインのタワマンは最高72億5000万円、アジア初バンコクの物件が日本発売へ
  4. ルノー、新型SUV『ボレアル』発表…世界70か国以上に投入へ
  5. プロが教える“失敗しない”キャリパー選びと注意点~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
ランキングをもっと見る