【富士通フォーラム2017】配車計画の熟練の技をAIで再現する

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富士通フォーラムの様子。ビジネス領域が広く見どころが多い。
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富士通は16日、「富士通フォーラム2017」内覧会を開いた。富士通の展開する様々なビジネス事例のショーケースとなるが、ここでは自動車関連の展示を紹介する。一般公開は18日から2日間の予定。

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■物流業者向けトラック入庫予約システム

トラックドライバーにスマートフォンから入庫時間を予約してもらうことで、入庫時刻が集中するのを分散させる効果があり、入庫待ち時間の解消や、騒音・排気ガス問題についても改善が見込める。担当者によると、「物流倉庫業者、トラックドライバー双方にメリットがあり、環境にもいい」とのことだ。

また、昨年10月に改正された物流総合効率化法によって「トラック予約受付システム等の設備を有する」ことが減税制度の要件となり、その点もメリットだ。

さらにこのトラック予約受付システムと連動する、車両のナンバー読み取りシステムもある。車両の入退場実績を自動管理し、あらかじめ登録された車両のみ通行許可するなどの管理を効率化するものだ。

ナンバー読み取りというとNシステムを連想するが、担当者によると「Nシステムよりも低速かつ近距離でナンバーを読み取るので、大幅に低コストです」とのこと。このシステムは富士電機が提供するものだ。

■AIで配車をさらに効率化

配送業者における配車計画は、熟練担当者に属人化している実情がある。このシステムは、熟練のノウハウや運行実績をAIが分析し、効率化を実現するというものだ。

担当者によると、「これまでにも配車計画を作成するシステムはあったが、効率的なルートは算出できても、熟練のノウハウを反映するのは難しかった。例えば、A社とB社は組み合わせたほうがいいとか、C社は滞在時間が長くなるとか、積荷の大きさと積む順番をも考慮した配送計画、といったものです」とのこと。

こういった、”考慮すべき個々の事情”を汲んだうえで、AIが配車計画を立てるというものだ。AIはもちろん富士通じまんの「Zinrai」を利用。現在テストを実施しており、商品化を目指している。

《佐藤耕一》

日本自動車ジャーナリスト協会会員 佐藤耕一

自動車メディアの副編集長として活動したのち、IT企業にて自動車メーカー・サプライヤー向けのビジネス開発を経験し、のち独立。EV・電動車やCASE領域を中心に活動中。日本自動車ジャーナリスト協会会員

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