【人とくるまのテクノロジー2017】住友理工、車体用ダンパーブレースを初出品へ

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住友理工/住友電気工業/住友電装ブースイメージ
住友理工/住友電気工業/住友電装ブースイメージ 全 3 枚 拡大写真

住友理工は、5月24日から26日にパシフィコ横浜で開催される自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2017」に、住友電気工業、住友電装と3社共同でブースを出展する。

今回は、車体の振動や変形を熱エネルギーに変えて吸収する「車体用ダンパーブレース」と、新開発の軽量補強材を採用することで従来比20%の軽量化を達成した「低比重EPDMホース」を初出品する。

車体用ダンパーブレースは、同社独自の高分子材料技術で開発した、ゴムや熱可塑性エラストマーなどの高減衰特殊粘弾性材料を内蔵。この粘弾性体が車体の振動や変形を熱エネルギーに変えて吸収することで、振動低減や操縦安定性の改善に貢献する。ゴム素材の特徴である設計自由度の高さを生かし、ボディ下部のフレーム状の部材が交差する箇所など、ボディの補強・制振を要求され、かつ設置するスペースが限られた狭い場所にも取り付けることができる。

低比重EPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)ホースは、部品の軽量化を目的に開発。ウォーターバイパスホースやラジエーターホースなどの水系ホースをはじめとした様々なホースへの応用が可能だ。強度、耐久性、耐熱性、絶縁性などの特性は従来のEPDMホースと同等でありながら、新開発の軽量補強材料を採用した配合設計により、約20%の軽量化を達成。低比重EPDMへの切り替えにより、車両当りで約1kgの軽量化が可能となる。

そのほか、次世代自動車への取り組み事例として、独自開発のオールゴムセンサー「スマートラバー(SR)センサ」をシートに内蔵し、ドライバーの押圧・接触・心拍検知を目指す「ドライバーモニタリングシステム」を体験できるデモ機を出品する。

《纐纈敏也@DAYS》

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