ロシア新車販売6.9%増、トヨタは12%減 4月

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欧州ビジネス評議会(AEB)は5月11日、4月のロシアにおける新車販売の結果を公表した。商用車を含めた総販売台数は、12万9476台。前年同月比は6.9%増と、2か月連続で前年実績を上回った。

ブランド別トップは引き続き、ロシア自動車大手、アフトワズの乗用車ブランド「ラーダ」。4月は2万6337台を売り上げ、前年同月比は7%増と、10か月連続で前年実績を上回った。販売の主力は『Granta』で、8419台。前年同月比は14.9%減と、21か月ぶりに減少する。新型車の『ベスタ』は6205台。前年同月比は28.7%増と、販売増に貢献する。

2位は、引き続き韓国のヒュンダイ傘下のキア。4月は1万6003台を販売し、前年同月比は32%増と、4か月連続で増加した。コンパクトカーの『リオ』が8942台で、4か月連続でロシア最量販車に。前年同月比は30.5%増と、4か月連続で増加した。

3位は韓国のヒュンダイで、変わらず。その販売台数は1万3656台。前年同月比は12%増と、2か月連続で前年実績を上回った。小型セダンの『ソラリス』(海外名:『アクセント』)が6792台。前年同月比は17.1%減と、14か月連続で減少した。新型SUVの『クレタ』は、4583台を販売。

4位は、引き続きルノー。4月実績は、前年同月比19%増の1万1574台と、8か月連続で増加した。『ダスター』が、前年同月比14%減の3829台と、9か月連続で減少。『キャプチャー』は2649台を売り上げた。

5位はフォルクスワーゲンで、3月の7位から上昇。4月は7257台で、前年同月比は21%増と、4か月連続で前年実績を上回る。主力の『ポロ』が4068台。前年同月比は2.3%減と、2か月連続で前年実績を下回った。『ティグアン』は前年同月のおよそ3.3倍の2284台と好調

6位はトヨタで、3月の5位から後退。4月は7052台を販売。前年同月比は12%減と、2か月ぶりに前年実績を下回った。『RAV4』が2157台を販売。前年同月比は25%減と、2か月ぶりに減少した。

日産は8位で、3月の6位から後退。4月は4944台を売り上げ、前年同月比は11%増と、28か月ぶりの前年実績超え。『エクストレイル』が1434台。前年同月に対して、およそ1.5倍と好調が持続する

2016年のロシア新車販売は、142万5791台。前年比は11%減と、4年連続で前年実績を割り込んだ。2017年1~4月は、前年同期比2.6%増の45万1945台を販売している。

《森脇稔》

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