先着30人、明治の石造り機関庫を見る…九州の人吉機関庫で見学イベント 5月28日

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建設当初の石造りに復原された人吉機関庫。肥薩線人吉駅に隣接し、現在は『SL人吉』の給水作業や灰の清掃作業などに使われている。転車台や見学スペース、観光施設の「人吉鉄道ミュージアムMOZOCAステーション868」を併設する。
建設当初の石造りに復原された人吉機関庫。肥薩線人吉駅に隣接し、現在は『SL人吉』の給水作業や灰の清掃作業などに使われている。転車台や見学スペース、観光施設の「人吉鉄道ミュージアムMOZOCAステーション868」を併設する。 全 1 枚 拡大写真

一般社団法人・人吉温泉観光協会は5月28日、人吉機関庫(熊本県人吉市中青井町)の見学イベントを実施する。

人吉機関庫(後の人吉機関区、人吉運転区)は、現在の肥薩線八代~人吉間が開通した1908年6月に開設。八代~人吉~国分(後の西国分、現在の隼人)間が全通した後の1911年11月に石造りの機関庫が建設された。

かつては、肥薩線や湯前線(現・くま川鉄道)の車両整備に使用されていたが、現在はJR九州のSL列車『SL人吉』の給水作業や灰の清掃作業、車両の給油・点検作業に使われている。

太平洋戦争後は輸送力向上を図るため、1948年に西側、1952年に東側が鉄骨造りで増築されたが、今年2月には全面的に建設当時の石造り姿に復原され、3月にはそのお披露目式が行なわれた。

今回の見学イベントは、鉄道産業遺産として貴重なこの機関庫を人吉鉄道案内人が案内するもので、『SL人吉』の牽引機関車(8620形58654号)を至近で見ることもできる。

募集人員は先着30人で、参加費用は500円。当日は12時45分までに人吉駅前からくり時計に集合となる。小学生以下は大人の同伴が必要。

申込みは一般社団法人・人吉温泉観光協会事務局まで電話またはメールで。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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