JR北海道の『旭山動物園号』が789系に…グリーン室を記念撮影スペースに開放

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今年3月のダイヤ改正から運行を始めた789系『ライラック』。この夏はキハ183系『旭山動物園号』の代役を務めることになった。
今年3月のダイヤ改正から運行を始めた789系『ライラック』。この夏はキハ183系『旭山動物園号』の代役を務めることになった。 全 3 枚 拡大写真

JR北海道は5月19日、夏の臨時列車の運行計画を発表した。北海道新幹線や特急『北斗』の増発などで、7~9月に合計1184本が増発されるが、このなかで注目されるのが、7月1日から運行される特急『ライラック旭山動物園号』だ。

この列車は、789系による『ライラック5・38号』の時刻で運行されるもので、時刻は下りが札幌8時30分発~旭川9時55分着、上りが旭川17時30分発~札幌18時55分着。運行日は7・8月の土休日。運行初日の7月1日は、下り列車の旭川駅到着時に関係者が出迎える。

特急『ライラック』は6両編成で、旭川方の1号車(クロハ789形)前部がグリーン室となっているが、『ライラック旭山動物園号』ではグリーン室を営業せず、岩見沢~深川間に限り、記念撮影スペースとして開放する。また、『ライラック5・38号』では自由席となっている3号車を指定席に変更する。

記念撮影スペースには、旭山動物園の動物をデザインしたシートが設置され、日替わりで2種のぬいぐるみが置かれる。

車内では、記念撮影用としてホッキョクグマまたはレッサーパンダの着ぐるみを着たスタッフが乗務するほか、深川~旭川間では指定席の乗客に限り、上下列車で異なる乗車証明書が配布される(7月1・2日は旭山動物園ポストカードも配布)。

このほか、6月上旬から2018年3月下旬までは、『ライラック』の789系6編成中、旭川エリアの観光素材がラッピングされている1編成の乗降ドア付近に、旭山動物園開園50周年を記念したロゴマークがラッピングされる。

なお、従来、キハ183系のラッピング車両で運行されてきた『旭山動物園号』は、今夏の運行計画が発表されていない。『旭山動物園号』は2007年から運行を開始しているが、キハ183系の老朽化により、早ければ2017年度中に廃車になる模様だという。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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