「違反キップを切られたくない」と逃走し、出会い頭衝突

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22日午後10時20分ごろ、北海道恵庭市内の市道で、交通違反を行なったとしてパトカーに追跡されていた乗用車と、交差進行してきたワゴン車が出会い頭に衝突する事故が起きた。ワゴン車側の2人が負傷している。

北海道警・千歳署によると、同市内をパトカーでパトロールしていた署員が、赤信号を無視して交差点を通過した乗用車を発見。停止を命じたが、乗用車はこれを無視して逃走した。

パトカーはただちに追跡したが、乗用車が速度を上げて逃走したことから約100mで追跡を断念。しかし、乗用車はそのまま走り続け、約500m離れた恵庭市黄金北4丁目付近の市道交差点に進入した際、交差進行してきたワゴン車と出会い頭に衝突。乗用車は交差点に隣接する民家敷地内に駐車されていた別のクルマにも接触した状態で停止した。

この事故で双方のクルマは中破。ワゴン車に同乗していた58歳と61歳の女性が骨折などの重傷。運転していた苫小牧市内に在住する41歳の男性にケガはなかった。乗用車を運転していた北広島市内に在住する19歳の少年もケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)や道路交通法違反(信号無視)などの容疑で事情を聞いている。

聴取に対して少年は「違反でキップを切られたくなかった」などと供述しているようだ。現場の交差点に信号機は設置されておらず、警察では安全確認の怠りが事故につながったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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