JR九州の『或る列車』が阿蘇へ…7~9月の3日間、豊肥本線で運行

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金色の車体が印象的なキロシ47形の『或る列車』。
金色の車体が印象的なキロシ47形の『或る列車』。 全 1 枚 拡大写真

JR九州は5月24日、『或る列車』を豊肥本線でも運行すると発表した。

『或る列車』は、2015年8月から運行を開始したJR九州の観光列車。キハ47形を改造したキロシ47形による2両編成(キロシ47 9176+キロシ47 3505)で運行されている。

車両は、明治時代末期に九州鉄道の発注により竣工し、鉄道国有化後に引き継がれたものの、本来の用途で使われることがなく消滅、後に「或る列車」と言われた幻の豪華客車をイメージしており、横浜市西区の「原鉄道模型博物館」に保存されている「或る列車」の模型を基に製作された。

形式名は、グリーン車扱いの車両であることから「ロ」、車内でスイーツを提供するため厨房が設けられていることから、食堂車を意味する「シ」の文字が付けられ、JRの気動車としては珍しい「キロシ」となった。

登場以来、大分~日田間や佐世保~長崎間、佐世保~佐賀~唐津間で運行されてきたが、今回は豊肥本線に初めて乗り入れ、大分~阿蘇間を1往復する。

運行日は7月19日、8月23日、9月20日で、時刻は大分11時08分頃発~阿蘇14時05分頃着、阿蘇15時14分頃発~大分17時26分頃着。

各日とも個人・団体のツアー商品として設定されるため、乗車には事前の申込みが必要。

個人ツアーは5月31日10時からJR九州旅行のウェブサイトで受け付ける。また、団体ツアーは1泊2日の行程で、『或る列車』には1日目の大分行きに乗車するが、こちちは、JR九州旅行各支店、駅旅行センター、或る列車ツアーデスクで先着順に受け付けている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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