琵琶湖線膳所駅が6月24日から橋上化…市街分断を解消、バリアフリー化
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膳所駅の橋上駅舎化は、大津市が2012年3月から始めた「膳所駅周辺整備推進事業」の一環として進められていた。
膳所駅周辺は大型商業施設や高層住宅、学校、病院などが南北に集積する地域であるが、東海道本線により南北が分断されている上に、駅前広場が狭いため、歩行者にとって利便性が高い駅とは言えなかった。
加えて、バリアフリー新法により整備が必要な駅として、大津市内にある駅のなかでは、唯一バリアフリー化されていない駅でもあり、大津市ではおよそ43億5000万円をかけて整備事業を行なってきた。
橋上化される新駅では、改札口や駅事務室、コンコース、トイレ(改札柵内)を2階に設置。コンビニエンスストアやベーカリーカフェ、銀行ATMも順次併設される。
また、新設される南北連絡通路には、南北両側にエレベーター、北側通路下に公衆トイレ(7月1日から使用)が設置される。
なお、橋上化後は、米原方にある現在の地上駅舎、ホームから駅舎へ通じる地下道、電気室が撤去される。
《佐藤正樹(キハユニ工房)》