岡山の自動車関連企業が中心となって電気自動車の開発を続けるOVECの集合ブースに、見慣れない小さなクルマが置いてあった。『eFalcon』と名付けられた小さなスポーツカーは前2輪、後輪1輪のリバーストライク。
しかも後輪にはOVECで開発したインホイールモーターが組み込まれている。「これが試作1号車で、これから試験走行を開始するんです」と語るのは、このクルマの開発を手がけるコアテックの清水氏。カウルやシャーシは全てCFRP製で岡山のレーシングコンストラクター、戸田レーシングが担当。フロントサスペンションはインボード式のWウイッシュボーンだ。軽自動車枠に余裕で収まるコンパクトボディは車重450kgと超軽量に仕上がっている。
このまま市販となれば価格はかなり跳ね上がってしまうだろうが、コストダウンを図って手ごろな価格を実現できれば、ホビーとして受け入れられる可能性はありそう。コアテックでは2021年頃の市販化を目指しているそうだ。