日産と三菱自、豪州最大級の部品/アクセサリー物流拠点を新設

自動車 ビジネス 海外マーケット

日産自動車と三菱自動車は6月5日、豪州現地販売会社である豪州日産およびミツビシ・モーターズ・オーストラリアを通じ、共同で部品およびアクセサリーの倉庫・物流業務を行っていくと発表した。

今回の発表は、昨年10月に日産が三菱自動車とグローバルなアライアンス関係を確立したことに基づくもの。豪州における新たな協力関係は、まず同国内での各社ブランドの部品およびアクセサリーの倉庫および物流業務の共有からスタートする。メルボルン郊外に物流拠点「ナショナル・パーツ・ディストリビューション・センター」を新設。両社は、スケールメリットにより様々な利益を享受することになる。

ナショナル・パーツ・ディストリビューション・センターは、豪州最大級の自動車関連物流施設となる予定で、今年末までの完成を目指す。3万6000平米以上の敷地にて、自動車部品およびアクセサリーの迅速で効率的な輸送のために業界トップの技術およびプロセスを採用。新施設は、日産および三菱自の豪州国内販売ネットワークにとって主要な倉庫となると同時に、ルノーおよびインフィニティにも対応していく。

また両社は同日、豪州、ニュージーランド、カナダにおいて三菱自動車ブランドの販売金融事業を開始することも発表。今回の協業では、現地の日産販売金融子会社が三菱自動車ブランドの卸売および小売の金融サービスを開発・提供する。新たに提供するサービスは、ミツビシ・モーターズ・フィナンシャル・サービスのブランド名を独占的に使用し、豪州とニュージーランドで6月より、カナダで7月よりそれぞれ、個人客向けに提供を開始する。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車のバッテリー復活・延命テク完全ガイド! 補充電とケミカルでここまで変わる~Weeklyメンテナンス~
  2. 新車世界販売 ホンダ4位に転落、スズキ2位に浮上へ、2025年度下期[新聞ウォッチ]
  3. 「日本一“ちょうどいい日産車”」小型セダン『セントラ』の進化に日本のファンも「気合い入りすぎw」と注目
  4. ハーレーダビッドソンが8車種にリコール…バランスが取れなくなり転倒するおそれ
  5. アウディ2026年モデル、ハード・ソフト両面で大幅アップデート…新ドライブモードや先進のドライバーアシスト機能搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る