ドイツに本拠を置く自動車部品大手、ボッシュは6月2日、百度との間で、中国におけるスマートモビリティの共同開発に関する戦略的提携を締結すると発表した。
百度(Baidu=バイドゥ)は、中国最大の検索エンジンとインターネットサービスプロバイダー。2013年から、自動運転技術に関する研究開発に携わっている。
ボッシュは協力パートナーとして、百度の「Apollo」プロジェクトに参加。このプロジェクトでは、オープンかつ包括的で信頼性の高い自動運転車両のためのソフトウェアを開発することを目指す。
とくに、ボッシュは自動運転向けのセンサーや車両を、中国市場に供給。さらに、ボッシュと百度は、中国での自動運転に関する法律の制定を支援するために、技術的専門知識を提供していく。
ボッシュのDirk Hoheisel取締役は、「中国は世界最大の自動車市場であり、モノのインターネット(IoT)と人工知能(AI)の開発においても、世界の主要国の中でも最も大きな市場」と述べている。