【実践! サウンドチューニング】ユニットタイプごとの調整機能の傾向分析 その3

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
カロッツェリア・FH-9300DVS
カロッツェリア・FH-9300DVS 全 1 枚 拡大写真

カーオーディオにおいての楽しみ所の1つでもある「サウンドチューニング」について、そのノウハウを全方位的に解説している当コーナー。現在は、「ユニットタイプごとの調整機能の傾向分析」を行っている。今週は「ディスプレイオーディオ」をクローズアップする。

「ディスプレイオーディオ」とは、2DINのメインユニットであるのだが、従来までの2DIN機とは決定的な違いがある。見てのとおり、フェイスパネルにモニターを備えていることが、最大の特長となっている。

ちなみに、このタイプの製品が登場したのは今から数年前なのだが、以来、年々製品ラインナップが充実している。高機能なモデルが増えつつあるのだ。

その理由は、“非AV一体型ナビユーザー”に好意的に受け入れられてスマッシュヒットとなっているから、である。「AV一体型ナビ」からナビを抜いたユニットの登場を、“非AV一体型ナビユーザー”が望んでいた、というわけなのだ。

この6月から発売開始となるカロッツェリアの新製品『FH-9300DVS』(オープン価格、税抜予想価格:4万6000円前後)などは、その流れを象徴したような製品だ。「Apple CarPlay」と「Android Auto」に対応させるなどして、さらなる高機能モデルに仕上げられている。

「サウンドチューニング」機能も、なかなかの本格仕様だ。特筆すべきは「ネットワークモード」が搭載されている点。当モードを選べば、フロント2ウェイスピーカーを“マルチ駆動”させられる。つまり、トゥイーターとミッドウーファーを個別にコントロール可能となるので、ハイエンドシステムのように「タイムアライメント」をある程度詳細に設定できる。なお、イコライザーは「13バンド」。こちらも、一般的なオーディオメインユニットとしては、最高レベルの仕様となっている。

当機なら、そこそこに本格的なカーオーディオシステムも構築できる。手応えある「2DINメインユニット」を探していた方は、当機に要注目。

【実践! サウンドチューニング】Part.5「ユニットタイプごとの調整機能の傾向分析」その3

《太田祥三》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スイスポ最終モデルの完全進化形! BLITZが手掛けた“走りと快適”の完熟セットアップPR
  2. BMWの電動スクーター『CE 04』、3つの新デザインバリエーション発表
  3. 山陽道・福山SAにガシャポン専門店、中国地方初 7月18日オープン
  4. これが最後のガソリンエンジンか!? BMW『X5 M』が歴代最強の700馬力オーバーに
  5. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る