真紅のベスパ 946 が日本でも発売へ…(PRODUCT)RED初の2輪商品

モーターサイクル 新型車
ジョルジョ・スタラーチェ氏(手前)とフランチェスコ・ファビアーニ氏
ジョルジョ・スタラーチェ氏(手前)とフランチェスコ・ファビアーニ氏 全 15 枚 拡大写真

ベスパは、収益の一部をグローバルファンド(世界エイズ・結核・マラリア対策基金)に寄付する(PRODUCT)REDに参加。『946』に真紅のカラーリングを施した『946(RED)』を設定している。ピアッジオグループジャパンは、この特別なモデルの日本導入を発表した。

(PRODUCT)REDとは、業種や企業の壁を超えて展開されている共通ブランド。各企業はこのブランドを冠した赤い商品を販売することで、グローバルファンドの活動を支援する形になる。ベスパは2輪業界として初めてこの取り組みのパートナーとなり、2016年に946(RED)を発表している。

ベースとなっているのはフラッグシップモデルの『946』。スチールモノコックのボディが真紅にされただけでなく、シートやハンドルグリップ、ホイールなども同色にされているのが特徴だ。1台を販売するごとに150USドルが寄付されることになっている。日本での車両価格は129万8000円。

ピアッジオグループジャパンは、この946(RED)を6月中に発売すると発表。これに合わせて6月9日、東京・神宮前のイベントスペース「Case W」でプレス向け内覧会と、招待客も交えたブランドパーティ「Vespa Urban Night Out」を開催した。イベントではまず、ピアッジオグループジャパンのフランチェスコ・ファビアーニ代表取締役が挨拶。155ccの946は、ベスパが1946年にスクーターの生産をスタートさせたことにちなんでいることなどを説明。

また来賓として招かれたイタリア特命全権大使のジョルジョ・スタラーチェ氏は「ベスパはイタリアらしさを表現しているというだけではありません。ユニークなデザインを持ち、イタリアのライフスタイルのシンボルになっています」とスピーチ。またグローバルファンドとのパートナーシップを、あらためて強調している。(PRODUCT)REDブランドの製品としては、ほかにアップルの『iPhone7 (PRODUCT)RED Special Edition』などが知られている。

なおベスパでは、946(RED)のほかにバッグやキャップ、Tシャツなどのアクセサリーで(PRODUCT)RED商品を展開。イベントではこれらも展示販売された。また『LX125 i-GET』の日本導入も発表。これは、日本ではしばらく販売が休止されていた車種の取り扱いを再開したもの。ボディはかつて導入されていたLXと同じだが、最新の環境性能と燃費性能を備えたi-GETエンジンを搭載する。

《古庄 速人》

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