豊田自動織機、建機向けハイブリッドユニットを新開発…日立 油圧ショベルに供給

自動車 ビジネス 国内マーケット
ハイブリッドユニット新型ハイブリッドエンジン(モータ一体型)とPCU
ハイブリッドユニット新型ハイブリッドエンジン(モータ一体型)とPCU 全 4 枚 拡大写真

豊田自動織機は、建設機械向けに同社初となるハイブリッドユニットを開発。日立建機が9月に発売する油圧ショベル「ZH200-6(運転質量20.2t)」に搭載されると発表した。

【画像全4枚】

日本の建設機械が排出する温室効果ガスのうち、約6割が油圧ショベルと言われており、環境意識の高まりと低燃費への要望を背景に、エンジンとモータを備えるハイブリッド油圧ショベルに対する需要が拡大。日立建機でも、国内累計出荷台数が1000台を超えている。

今回、豊田自動織機が新開発したハイブリッドユニットは、ディーゼルエンジンにアシスト発電モータを組み合わせた新型ハイブリッドエンジン(モータ一体型)と、PCU(パワーコントロールユニット)で構成。74kWクラスにおいてオフロード法2014年基準を世界で初めて尿素SCRなしで達成し、尿素水の管理・補給も不要となるなどメンテナンス性が大幅に向上した。

また、新開発の高出力薄型モータと組み合わせることで、エンジンの最良燃費点を作業頻度が高い領域に設定可能となり、低燃費を実現。一方、モータを制御するPCUは、自動車の電源技術を活用しつつ、振動・耐油性など建設機械特有の使用環境にも適応している。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  3. 三菱自動車の営業利益81%減、赤字92億円 2025年度上半期決算
  4. 原付スポーツカーを受注生産!日本一周4万6000km走破の実力、ICOMAが提案する「おもちゃ箱」のようなモビリティ…ジャパンモビリティーショー2025
  5. 【トヨタ ランドクルーザーFJ】「ランクルらしさ」と“サイコロ”を融合した小さいランクル、デザインの肝
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る