広島電鉄「被爆電車」653号、今年も特別運行 7月29日から

鉄道 企業動向
「被爆電車特別運行プロジェクト」のポスター。今年は7月から8月にかけて計8日間運行される。
「被爆電車特別運行プロジェクト」のポスター。今年は7月から8月にかけて計8日間運行される。 全 3 枚 拡大写真

中国放送(RCC、広島市中区)は6月12日、今年で3年目になる「被爆電車特別運行プロジェクト」の概要を発表した。7月29日から8月27日までの計8日間、広島電鉄650形電車の653号を使用して運行される。

650形は戦時中の1942年、5両(651~655号)が製造された広島電鉄の路面電車。1945年8月の米国による原子爆弾投下で5両全てが被爆した。現在は651~653号の3両が運用されている。このうち653号は2006年6月にいったん引退したが、被爆70年を迎えた2015年、RCCと広島電鉄の共同企画として復活することが決定。車体塗装を1945年当時のものに戻し、「被爆電車特別運行プロジェクト」と題して運行されている。

3年目となる今年は、7月29・30日と8月5・9・11・19・20・27日の計8日間運行される予定。運行ルートは広島駅発~八丁堀~原爆ドーム前~土橋~広電西広島(折返し)~原爆ドーム前着で、広島駅発10時30分・14時00分の1日2回運行される。

乗車に際しては、あらかじめRCCの特設ウェブサイトで申し込む必要がある。定員は各便25人。参加料金は大人(高校生除く18歳以上)が500円、子供(小・中学生)が200円になる。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  2. アキュラの新型SUV『RSX』が初公開! SNSでは「デザイン、攻めてきたな」「逆輸入して」などホンダファンも反応
  3. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  4. 『ジムニー/ジムニーシエラ』のコックピットをかっこよく進化! 簡単取付けのデジタルメーターが新発売
  5. コメリが洗車グッズの新商品を発売、撥水力2倍のカーワックススプレーなど4アイテム
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る