【CESアジア2017】車載コネクト「インテリジェントキャビン」発表、自動運転への発展も…Desay SV

自動車 テクノロジー ネット
Desay SVのブース(CESアジア2017)
Desay SVのブース(CESアジア2017) 全 1 枚 拡大写真

Desay SVは6月9日、中国上海市で開催中のCESアジア2017において、新開発の車載コネクティビティシステム、「インテリジェントキャビン」を発表した。

DESAY SVは1986年、中国に設立。車載インフォテインメントシステム、ドライバー情報表示システム、自動表示モジュール、ADAS(先進運転支援システム)などの研究、開発、生産を手がけている。DESAY SVの2016年の売り上げは、中国のカーエレクトロニクス産業で初の1位となった。

CESアジア2017で発表された「インテリジェントキャビン」は、運転情報とエンターテインメントコンテンツの提供に加えて、4台のHDカメラや77Gミリ波レーダーなどの最新のADAS機能を統合。メインインターフェースとして、デュアル12.3インチTFTスクリーンを採用している。

ADAS機能には、電子式リアビューミラー、全自動パーキング、パノラマパーキング、前方衝突警告、車線離脱警告、歩行者検知などがある。とくに、全自動パーキングは、ギアとハンドルを全自動コントロール。同社によると、ボタン操作ひとつで、簡単に駐車を確実に行えるという。

また、同社は自動運転関連のテクノロジー分野において、中国インターネット検索の最大手、百度(Baidu=バイドゥ)と戦略的提携を締結。インテリジェントキャビンを自動運転につながる技術として、発展させることを目指す。

Desay SVのGao Dapeng CEOは、「自動車産業とインターネット技術企業の融合は、これまでにない可能性を生み出す。Desay SVが集中しているのは、革新的なテクノロジーを使って、インテリジェントドライビングの広範な普及を推進すること」と述べている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル『アウトバック』新型、約515万円から…年内米国発売へ
  2. あさひ、通勤向け電動アシスト自転車「OFFICEPRESS-e」モデルチェンジ…安全性と整備性を向上
  3. ジープ初の1.6リットルターボハイブリッド搭載、SUV『チェロキー』新型が四角い新デザインで登場
  4. 「一度でいいから拝んでみたい」33台が完売のアルファロメオ、購入者の1人がF1ドライバーであることも話題に
  5. 日産『GT-R』生産終了、4万8000台を製造し18年の歴史に幕…次期型に知見継承へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る