三菱重工業および三菱航空機が開発・製造を進めるMRJ(Mitsubishi Regional Jet)の飛行試験機が現地時間15日(日本時間16日)、パリ郊外のル・ブルジェ空港に到着した。MRJにとって初の欧州上陸だ。
同機は19日から同空港で開催されるパリエアショーに展示される。到着した飛行試験機は3号機で、ローンチカスタマーである全日本空輸株式会社(ANA)の塗装が施されている。
3号機は現地時間13日午前8時38分(日本時間14日午前0時38分)に米ワシントン州グラント・カウンティ国際空港内の、飛行試験拠点であるモーゼスレイク・フライトテスト・センター(MFC)を出発した。その後カナダのウィニペグ・ジェームス・アームストロング・リチャードソン国際空港、グースベイ空港と、アイスランドのケプラヴィーク国際空港を経由し、現地時間15日午後5時5分(日本時間16日午前0時5分)にル・ブルジェ空港に到着した。