ミシュランのコンセプトタイヤ…3Dプリンターでトレッド面を補充

自動車 ビジネス 企業動向
ミシュラン・ビジョナリー コンセプト
ミシュラン・ビジョナリー コンセプト 全 2 枚 拡大写真

フランスに本拠を置くタイヤ製造大手、ミシュランは6月14日、カナダのモントリオールで開催した「MOVIN'ON 2017」において、3Dプリンターでトレッド面を補充するタイヤ、『ビジョナリーコンセプト』を発表した。

画像:ミシュラン ビジョナリー コンセプト

ビジョナリーコンセプトの基本となるのが、サンゴの骨格組織のような、不規則な細かい繊維のある中空構造のエアレスタイヤ。リサイクル素材を使用すると同時に、完全なリサイクルも可能にしている。

ビジョナリーコンセプトは、トレッドに最大の特徴があり、3Dプリンターで補充することができる。低温硬化技術を応用した素材は、従来のトレッドと同じ性能を発揮。雨や雪、オフロードなど、路面状況が変化するのに対応して、必要なトレッドを数分間で印刷できる。

また、ビジョナリーコンセプトには、コネクト機能が備わっており、車両と通信。ドライバーはアプリを通じて、トレッドの摩耗状態を知ることができ、最適なトレッドパターンを選択できる。

ミシュランは、「将来のモビリティに関するミシュランのビジョンは、研究と革新を導く経済全体のビジョンに基づいている。製品を製造するために必要な資材を削減、再利用、またはリサイクルすることによって、地球の資源を保護し、環境への悪い影響を避けていく」とコメントしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  2. トヨタ『ハイラックス』新型、まずはディーゼルの5グレードを豪州発売…約355万円から
  3. メルセデスベンツ、新型電動ミニバン『VLE』を2026年3月世界初公開へ
  4. トヨタ『RAV4』新型、ジェイテクトの協調操舵技術「Pairdriver」初搭載
  5. 「5速MTを残すのは漢」新型スズキ『ワゴンR』に反響続々! デザイン統一にも「思い切ったな」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る