パノス(PANOZ)とGreen4Uテクノロジーズ社は6月16日、ルマン24時間耐久レース開催中のフランス・サルトサーキットにおいて、新型EVレーシングカーの『GT-EV』を発表した。
GT-EVは、エンジンやハイブリッドパワートレインのレーシングカー同様の性能を備え、長距離耐久レースに参戦することを目標に開発された。
GT-EVでは、前後のモーターを合わせた最大出力が612hpレベル。最高速は290km/hに到達する。ピットストップ時にバッテリー交換を可能にする取り外し可能なバッテリパックを新開発した。ひとつのバッテリーで、最大177km走行可能。
ボディサイズは、全長4877mm、全幅1829mm、全高1219mm。クローズドコクピットのデザインで、カーボンファイバー製のシャシーを採用する。アクティブエアロダイナミクスや、回生ブレーキ技術も導入する。
パノスのドン・パノス代表は、「目標はガレージ56枠を含めて、ルマン24時間レースに参戦すること。学んだことを、市販EVの設計に適用していく」と述べている。