【ルマン24時間】ジャッキー・チェンが共同オーナーを務めるチームがLMP2クラス優勝

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2017ルマン24時間レース
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2017年のルマン24時間レース。総合優勝争いにも加わる活躍を見せたLMP2クラスはハリウッドスターのジャッキー・チェン氏が共同オーナーを務めるNo.38ジャッキーチェンDCレーシングがクラス優勝。総合2位にも入る快挙を見せた。

LMP2クラスにエントリーしたジャッキーチェンDCレーシング。唐草模様のマシンデザインで37号車、38号車の2台体制。その中でも、ホーピン・タン/トーマス・ローラン/オリバー・ジャービス組の38号車が序盤から快走をみせ、レース後半はクラストップに浮上。さらにLMP1クラスの車両が続々とトラブルで脱落していったこともあり、残り3時間30分を切ったところで、なんと総合トップに浮上した。

このまま最後までトップを死守したいところだったが、No.2ポルシェ「919ハイブリッド」の追い上げを振り切れず、残り1時間のところで2番手に後退。それでもクラストップはしっかりと守り抜き、総合2位とLMP2クラス優勝を勝ち取った。またデイビッド・チャン/トリスタン・ゴメンディ/アレックス・ブランドル組の37号車もクラス3位、総合4位に入る活躍を見せた。

LMGTE-Proクラスは、コルベットとアストンマーチンの激しいトップ争いが最後まで展開。24時間を迎えるファイナルラップで逆転した97号車アストンマーチンが優勝。LMGTE-Amクラスはスタートから安定した走りを見せた84号車JMWモータースポーツのフェラーリ「488 GTE」がクラス優勝を獲得している。

またLMP1以外のクラスに参戦した日本人選手は、LMP2クラスに参戦した平川亮が乗り込んだNo.22 G-DRIVEレーシングはレース序盤から度重なるトラブルに見舞われたものの、粘り強く最後まで走りきり、クラス18位(総合40位)。LMGTE-Amクラスのクリアウォーターレーシングからは澤圭太と加藤寛規がエントリー。両方のマシンともに途中アクシデントや細かなトラブルがあったものの、しっかり完走を果たし、澤が乗り込んだ61号車はクラス5位(総合32位)、加藤が乗り込んだ60号車はクラス11位(総合41位)となった。

《吉田 知弘》

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