スウェーデンの高級車メーカー、ボルボカーズは6月21日、傘下のポールスターを独立ブランドとし、電動車両の高性能車の開発に特化させると発表した。
ボルボカーズは2015年7月、ポールスターの株式を100%取得し、傘下に収めた。ポールスターは、ボルボカーズのモータースポーツ活動&カスタマイズ分野の公式パートナー。レース参戦だけでなく、ボルボ車をベースにした高性能な市販車の開発も手がけている。
最新のポールスターのチューニングメニューは、エンジンパフォーマンス、スロットルレスポンス、シフトチェンジスピード、ギアホールド機能、オフスロットルレスポンスなど。
今後、ポールスターは、独立ブランドとなり、そのノウハウを電動車両の高性能化に反映させることになる。ボルボカーズは、主力車種にプラグインハイブリッド車(PHV)を展開しており、EVの市販構想もある。ポールスターは、これらの電動車両のチューニングを担当していく。
ボルボカーズのホーカン・サムエルソン社長兼CEOは、「ポールスターは、高性能な電動車両の市場において、信頼できる競争相手になるだろう。 ポールスターを活用することで、ボルボカーズはすべての市場セグメントにおいて、世界で最も要求の厳しい進歩的なドライバーに電動車両を提供できる」と述べている。