【アルパイン 新型 ビッグ X “11”】音声だけで快適操作ができるボイスタッチ搭載…マルチカメラやリアビジョンなどの新製品も

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
「ビッグX “11”」(EX11Z-AL-LED:トヨタ・アルファード/ アルファードハイブリッド<30系 H27/1~現在>専用モデル カーモーションイルミ装備・11型ディスプレイ搭載)
「ビッグX “11”」(EX11Z-AL-LED:トヨタ・アルファード/ アルファードハイブリッド<30系 H27/1~現在>専用モデル カーモーションイルミ装備・11型ディスプレイ搭載) 全 7 枚 拡大写真

アルパインは6月22日、音声によって快適な操作を実現する「ボイスタッチ機能」を新搭載した車種専用カーAV/ナビゲーション一体機『ビッグX』シリーズの新製品を発表した。11型から8型まで、多彩なラインナップを取り揃え、8月より順次、全国のアルパイン取扱店で販売を開始する。

“安心安全”に貢献、「ボイスタッチ機能」と「カウントダウンガイダンス」

「ボイスタッチ機能」とは、これまで何かと複雑になりがちだったカーナビの操作を音声入力によってより使いやすく分かりやすくしたもの。音声入力による操作自体は決して新しいことではないが、この機能で見逃せないのは、対象をよく使う“近くのコンビニ”など12に絞り込み、しかも音声コマンドはボタンを押すことなくいつもで入力できる状態にあることだ。

今までの音声入力は、ほぼすべてと言っていいほど音声ボタンを押して待機状態となり、次に「ピッと鳴ったらお話し下さい」など、煩わしいやり取りが待っている。「ボイスタッチ機能」ではそういった一連の操作はまったく必要がない。

たとえばドライブ中に何か買い物が必要になったときは、運転しながら「近くのコンビニ」と一言コマンドを発すればいい。音声処理はカーナビ内で行われるため、その結果を出すのも極めてスピーディ。アッという間に必要な結果が画面上に表示される。ストレスなく希望の表示が出せるわけで、これはまさに“安心安全”につながる機能と言っていいだろう。

安心安全という意味で、本機にはもう一つ見逃せない機能が備えられた。それが、「カウントダウンガイダンス」と呼ばれるもの。今までカーナビでは分岐点まで「あと○m」とガイドするだけというものが多かったが、この機能では「3つめの信号を右」とか、「コンビニの手前を左」など、より具体的な目の前の光景に対応したルートガイドを画面と音声によって行う。

信号機のない交差点でも曲がり角を「3つ目の角」「2つ目の角」というカウントダウンスタイルでガイドする。さらに走行すべき車線も交差点ごとに知らせてくれ、不慣れな都会の道路でこの機能は重宝するはずだ。

そしてこの新製品は見た目にもかなりプレミアム感を増した。特にトヨタ『アルファード/ヴェルファイア』『ヴォクシー/ノア/エスクァイア』には専用モデルの『ビッグX“11”』を用意し、新開発のクリアブラックディスプレイをモニターに採用。11型の大画面がさらに高画質化すると共に、起動時のアニメーションやサウンドは車種ごとにオリジナルで用意。「ALPINE STYLE プレミアムスペースデザイン」ならではのプレミアム感たっぷりな車内空間を提供する。

なお、価格はすべてがオープンとなっている。

駐車時の心強い味方「ドライブセンサー・カメラ」シリーズ

また、新しい『ビッグX』シリーズの発表に合わせ、アルパインは多彩なマルチビュー映像でドライバーをアシストする「ドライブセンサー・カメラ」シリーズと、シートバック取り付け型「リアビジョン」の新製品を発表した。「ドライブセンサー・カメラ」シリーズは8月上旬より、「リアビジョン」は8月下旬より発売を開始する。

新発売する「ドライブセンサー・カメラ」シリーズは、フロント/バックカメラの組み合わせにより、クルマの上空から見下ろしたようなトップビュー映像を生成することができるという特徴を持つ。クルマと周囲の位置関係が一目で把握でき、安全な駐車のサポートに役立つ。また、このカメラにはステアリング連動カメラガイドや、純正ソナーと連動して映像に表示できる機能も搭載。この機能は、新しい『ビッグX』シリーズのボイスタッチ機能からでも呼び出せるのがポイントだ。

シートバック取り付け型「リアビジョン」は、10.1型2台パックの「SXH10T」と、9型の2台パックの「SSA9T」、単体の9型「SSA9」の計3モデルをラインナップ。「SXH10T」は、WVGAの2.4倍の高解像度を実現したWXGA(1280×720p)液晶を採用して、高精細で精細感たっぷりの美しい映像が楽しめる。9型モデルはきめ細かな映像を再生するWSVGA液晶を採用した。

「ドライブセンサー・カメラ」シリーズの「2カメラ・マルチトップビューシステム」は8万3000円。「バックビュー・マルチカメラ」が2万3200円~2万9500円。「マルチビュー・サイドカメラ」が3万5000円。「コーナーカメラ」が2万円(いずれも税別)。なお、シートバック取り付け型「リアビジョン」は3機種ともすべてオープン価格となっている。

家族でのドライブが一段と楽しくなる「アルパイン CarToysシリーズ」が充実

そして、家族でのドライブがより楽しくなるアイテムも同時に発表されている。昨年販売を開始した「ぼくはトミカドライバー CTS-T01」に続くアルパイン CarToysシリーズの新製品で、リアシートでカラオケが楽しめる「スペースクリエイター」と、子供の知育にも役立つ「クルマで学ぼうDVDシリーズ」の2つ。8月より順次、全国のアルパイン製品取扱店で販売を開始する。

「スペースクリエイター」は、ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングスが提供するスマートフォン向け音楽アプリ「mysound」から、カラオケ曲をダウンロードして楽しめるというもの。当初は子供向けを中心とした楽曲全190曲が用意され、購入者は20曲を無料でダウンロードできる(対象期間:2017年8月1日~2018年7月31日)。「クルマで学ぼうDVDシリーズ」は、学研プラスとの共同開発で生まれたもので、子供が楽しく学べるクイズを満載。リアビジョンに出題された問題に付属のリモコンを使って回答。各シリーズとも160問の問題を収録している。

「スペースクリエイター」のシステム価格は4万6000円。「クルマで学ぼうDVDシリーズ」は3種類が用意され、各1800円。3枚セットなら5000円のセット割りとなる(いずれも税別)。

《会田肇》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 軽自動車よりも小さい! 15歳から運転できるオペル、約132万円から販売
  4. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る