ZF、インテリジェントシャーシ技術を発表…自動運転に対応

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ZFのインテグラル・シャシー・コントロール(ICC)のイメージ図
ZFのインテグラル・シャシー・コントロール(ICC)のイメージ図 全 1 枚 拡大写真

ドイツに本拠を置く自動車部品大手、ZFは6月21日、新開発のインテリジェントシャーシ技術を発表した。

この新技術は、インテグラル・シャシー・コントロール(ICC)と呼ばれるもの。フロントアクスルの電動パワーステアリング(EPS)、アクティブキネマティックコントロール(AKC)、リアホイールステアリングシステム、アクティブダンピング、車両の電子ブレーキシステムなどの先進システムを、すべて接続している。

個々のシャーシシステムを接続することにより、ICCを制御ネットワーク内で機能させ、優れた縦横方向および垂直方向の駆動力を確保。ZFは、「安全面にプラスに作用するだけでなく、自動運転機能のさらなる実用化への道を切り開く」と強調する。

また、ZFによると、先進運転支援システム(ADAS)へのアクチュエータとインターフェースのおかげで、ICCはスケーラブルな方法で使用でき、高度な自動運転で重要な役割を果たすことができるという。

ZFの自動車シャーシテクノロジー部門、Holger Klein責任者は、「モビリティは、快適性や安全性を向上させ、ゼロエミッションドライブの性能を高める。自動運転に対応する新しいアクティブシステムを、先を見据えて開発した」と述べている。

《森脇稔》

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