トヨタ、イスラエル新興企業に出資…自動運転とコネクトカー向け通信を強化

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イスラエルのAutotalks社の公式サイト
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イスラエルに本拠を置くAutotalks社は6月26日、トヨタ自動車などが参加している戦略的ファンドから出資を受けた、と発表した。

Autotalks社は、イスラエルのベンチャー企業。V2X(Vehicle to Everything:車車間・路車間通信)の通信チップセット開発の先駆けであり、また市場のリーダーとして、最先端のV2Xソリューションを顧客に提供している。今回の投資は、自動運転車とコネクテッドカー向けの通信ソリューション開発を強化するのが狙い。

同社は適格な自動車チップセットにより、路上での衝突事故の減少に貢献し、モビリティを向上。同社によると、このチップセットは、自動運転車両向けに設計された最先端かつ高いセキュリティを備えた最高性能のV2X通信ソリューションを提供するという。

同社の先端技術は、2019年から大量生産される予定。とくに、荒天や光の少ない視界の悪い状況において、他のセンサーからの情報を補完する。これにより、全体的な路上の安全性が大きく向上し、車両、自動運転車、歩行者が、効果的に調和して動けるようになることが見込まれる。

なお、同社のチップセットは、米国運輸省(NHTSA)が、V2Vの実現に向けて定めたすべての要件を上回っているという。

《森脇稔》

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